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フェラーリのシートを獲得するのは?

2013年08月24日(土)12:39 pm

不振が続くフェリペ・マッサ(フェラーリ)には、あと2レースの猶予が与えられている。今週末のF1第11戦ベルギーGPと第12戦イタリアGPだ。新契約のためには、その2戦で結果を出さなければならない。

何しろマッサのシートには、キミ・ライコネン(ロータス)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)、ジュール・ビアンキ(マルシャ)、さらにはジェンソン・バトン(マクラーレン)も後がまとして名が上がっているのだ。

しかし、フェラーリのチーム代表を務めるステファノ・ドメニカリは22日(木)、ブラジル『O Estado de S.Paulo(オ・エスタード・ジ・サンパウロ)』紙に、マッサが今も来季の最有力候補で「間違いない」と話している。

ドメニカリは一連のうわさについて次のように語った。

「ヒュルケンベルグとか(ポール)ディ・レスタとか、多くの名前が(マッサのシート候補に)出回っているね」

「何回も同じ発言を繰り返したくはないが、誰が来季フェルナンドのチームメートになるか、今は話さない」

「われわれは別に慌てていない。今は、ほかに先決問題があるのでね」

だとしても、うわさの登場人物には同じ質問が繰り返される。例えばアロンソだ。もし、ライコネンがチームメートになったとしても「何も恐れない」といい切っている。

だがアロンソの考えとしては、やはりマッサがベストの選択肢だ。

「フェリペは、2008年や2009年当時の彼より成長しているよ」と、アロンソは言う。

しかし、ブラジル人記者のリビオ・オリッキオは、ここ数週間マッサのマネジャーであるニコラ・トッドは多忙を極めていると指摘。2014年のシートを探しまわっているのだ。マッサ自身もそれを否定しない。

「将来の選択肢が見えれば、気も楽になる」とマッサは話す。「レースを辞める気はないよ。フェラーリがいくつか選択肢を探っているのだって、無理もない」

F1パドックにいる多くは、いよいよフェラーリに変革の時が来たと思っている。

「フェリペはすごくいいやつだよ」とドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に話すのは、イギリス人F1解説者のマーティン・ブランドル。「だが、フェラーリがもう1年、彼を雇うようなことになったらゲンナリだ」

ブランドルと同業のジョニー・ハーバートもその意見に同意する。「フェリペは速いが、安定性に欠けるよ」

これに対してマッサは次のように反論する。「他人のいうことなんか気にしていられるかい」

「大切なのは自分の信念であり、僕に対するチーム内部の人間の発言だよ」

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