セルゲイ・シロトキンが、ついにザウバーとの間で正式に2014年のドライバー契約を結んだ。
今週、シロトキンはスイスのヒンウィルにあるザウバーの本部を訪れたが、それまではシロトキンがザウバーのレースドライバーになることはロシアの企業体によるザウバー救済計画の一部をなすものの、単なる野心的希望でしかなかった。
だが、オーストリアの『Osterreich(エスターライヒ)』紙は、このほど正式な契約が結ばれ、それが現実になったと報じた。
『Osterreich(エスターライヒ)』は、その情報について、ザウバーのチーム代表であるモニシャ・カルテンボーンが、スパ・フランコルシャンにおいて22日(木)に認めたとしている。
また、ドイツの『Der Spiegel(デア・シュピーゲル)』もやはりベルギーから、「ザウバーは、17歳のロシア人、セルゲイ・シロトキンを契約下に置いた」との情報を発信している。
カルテンボーンによれば、現在ドイツ人ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグとメキシコ人ドライバーのエステバン・グティエレスというラインアップを組んでいるザウバーとしては、まだ誰がシロトキンのチームメートになるかは決定をしていないという。
ヒュルケンベルグは、フェラーリのフェリペ・マッサの後任ドライバーとなるのではないかとのうわさがある一方、自身も「いくつかのチーム」と交渉をしていることを認めている。
だが、2014年にザウバーに残るという選択肢はもうないのか、と『Speedweek(スピードウィーク)』に尋ねられたヒュルケンベルグは次のように答えた。
「今日現在においては、どこも除外はしていないよ」