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F1タイトル争い、ベッテルとハミルトンの一騎打ちか

2013年08月23日(金)9:53 am

2013年F1シーズンの後半戦は、年間選手権トップのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)とルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)の一騎打ちになるという見方がされている。

現時点ではロータスのキミ・ライコネンや、フェラーリのフェルナンド・アロンソの方がハミルトンよりもポイントを獲得しているにもかかわらず、ファンの多くはメルセデスAMGがシーズン最終戦まで向上を続けるだろうと考えている。

高速サーキットのスパ・フランコルシャン(F1第11戦ベルギーGP)とモンツァ(F1第12戦イタリアGP)だけを取ってもパワフルなメルセデスAMGのマシンに分が有利だとみられている。

しかし、レッドブルのヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は「モントリオール(F1第7戦カナダGP)では我々が勝った。サーキットはどちらかというとメルセデス向きだったがね」と『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に語っている。

「残りの9レース全てに新パーツを持ち込むつもりだ」と、マルコは明かした。

このマルコの発言は、後半戦がレッドブル対メルセデスAMGの一騎打ちになるであろうと思われる理由を表している。ライバルチームの多くはどこかで今シーズンの開発に見切りをつけて、新規定で行われる2014年F1シーズンに向けての開発に注力し始めると見られているからだ。

同紙は、メルセデスAMGも現行マシンの開発をシーズン最終戦まで行うために、パディ・ロウを専属担当として任命したと伝えている。

しかし、メルセデスAMGのチームディレクターを務めるトト・ヴォルフは、レッドブル対メルセデスAMGとなる予想を否定している。

「まだそこまで自信を持つことはできないね。今の時点で勝利の方程式を見つけたと思うのは間違いだよ」と『Mirror(ミラー)』に語っている。

ハミルトンに48ポイント差をつけてトップを走るベッテルも、4年連続チャンピオンとなる期待をよそに、控えめな発言に徹している。

「まだシーズンは半分もある。メルセデスAMGはしっかり開発をしてきているから、今は何とも言えないよ」

「F1の状況が変わるのは早いからね」と、ブラジルの『O Estado de S.Paulo(オ・エスタード・ジ・サン・パウロ)』に語った。

【順位表】2013年F1ポイントランキング

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