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シューマッハ「メルセデスAMGの活躍は自分のことのようにうれしい」

2013年08月22日(木)12:25 pm

今年もレース・オブ・チャンピオンズに出場することが決まったミハエル・シューマッハが、12月14日(土)から15日(日)にかけてタイのバンコクで開催される今年のレースについて、そして昨年まで所属したメルセデスAMGについて語った。

Q:昨年の大会であなたとセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は10戦全勝してROCネイションズ・カップ6連覇を果たしました。これ以上の成績はなかなか望めないと思いますが、今年12月にチーム・ドイツは縁起のよい7連覇を狙うことになります。意気込みのほどはいかがですか?

シューマッハ:そうだな、確か昨年、7連覇を取りに行くと宣言しなかったっけ? まあ冗談はともかく、申し訳ないけど今年も勝たせてもらうよ! なにせセバスチャンも私も勝ち気な性格でね。どんなクルマであろうと一度乗ってヘルメットのバイザーを下げたら、とにかくトップでフィニッシュラインをまたがなければ気が済まないんだ。

シューマッハ:少なくとも私にとって、7連覇がかかる今年は、とりわけ楽しみな戦いになるね。チーム・ドイツは気合十分でROCネイションズ・カップに乗り込むから、覚悟してほしい。

Q:この5月、ニュルブルクリンクの北コースでメルセデスAMGのF1をドライブしましたが、今もよくクルマには乗っているのですか?

シューマッハ:しょっちゅう運転するよ。もちろんF1ではないけれど。カートもひんぱんに乗っている。私の「原点」みたいなものだからね。それにスポーツカーのメルセデスAMG SLS GT3も経験したよ。あれはすごく楽しかった。さすがに一週おきにレースに出ていた時代とは違うけれど、まだまだレーシングマシンの運転はお手のものさ。

Q:ほかにはどんなことをして過ごしましたか? 最近、アドレナリンがわき上がるような経験は? 乗馬をしたり、パラシュート、2輪などはどうですか?

シューマッハ:みんな勘違いしているようだが、たとえ私のような人間でも、幸せであるためにアドレナリンは必要ないよ。ほんとうのところ、いちいちF1に乗ってアドレナリンの分泌を感じていたら身がもたない。静かな気持ちでリラックスしてこそ、よりよいドライビングができる。それは2輪をはじめ、ほかの経験にもいえることだ。私は、限界を知って、なおかつその状態を制御するのが好きだ。ギリギリのところを探り当てるのが昔からの好みなんだよ。

Q:メルセデスAMGの2013年シーズンをどう思いますか? 現役時代、チームの進歩やマシン開発にどれだけやりがいを感じていましたか?

シューマッハ:チームは明らかに前進しているね。うれしいよ。過去数年に私たちがやってきたことは間違っていなかった。しっかりした基礎を築いたが故にパフォーマンスの向上があるわけだからね。去年から今年にかけてのチームの進歩は、期待した以上のものではないかな。ほんと素晴らしいよ。自分のことのようにうれしく思うのも当然さ。

Q:世界中のファンは、ROCに出るミハエル・シューマッハは今回が最後なんて望まないと思います。仮に7連覇を達成したとしても、さらなる連勝を期待してもいいでしょうか?

シューマッハ:どうだろう、おそらくとだけ言っておこうか。ROCにはいつも楽しませてもらっている。リラックスした雰囲気でほかのドライバーと一緒できるからこそ、毎年出ているんだと思う。ドライバーも観客もマスコミも、みんなが楽しめるクールなイベントだ。今年のバンコク大会に詰めかける観客は、絶対にもう一度このスペクタクルの一員になろうって、さらに固く思うに違いないよ。必ずや私たちと共にROCを盛り上げてくれると信じている。

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