バレンシアでのF1レースは非公式に出回っている2014年シーズンF1開催カレンダーからこぼれ落ちていたが、その存続の希望は潰えていないようだ。
バレンシアの市街地で行われるこのグランプリについては、開催続行が困難なため主催者とバーニー・エクレストンが契約不履行による違約金の値下げ交渉に入っていると先日報じられたばかりだ。
しかし、『Europa Press(ヨーロッパ・プレス)』などの各紙は、バレンシアのホセ・シスカル副首相が2014年シーズンにバレンシアがグランプリを開催する可能性を示唆したと伝えた。
その一方で、F1スペインGPの名を冠して行われるバルセロナでのグランプリも、すでに2014年のチケット販売が始まっている。
シスカル副首相は、「レース開催費の大幅な減額」が行われた場合にのみ、バレンシアでグランプリが開催されると話した。
さらにシスカル副首相は、「今は特に新しい情報はない」としながら、「果たすべき有効な契約があるのは確かだが、政府にとっては開催費用の減額は必須事項なのだ」と明かしている。