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F1チームは2014年のタイヤに口を出すべきではないとラウダ

2013年08月20日(火)9:47 am

メルセデスAMGの非常勤会長であるニキ・ラウダが、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対し、F1チームは来年のピレリタイヤの仕様を受け入れるべきだと語った。

これは、2014年のタイヤが、より大きなトルクを発生する新しいV6ターボエンジンに合わせるために、やや大きく、そして幅広のものとなるのではないかとの報道が行われたことを受けてのものだ。

F1のエンジンサプライヤーであるルノーとフェラーリは2014年も2013年と同じタイヤ仕様とすることを望んでいるものの、もうひとつのエンジンサプライヤーであり、うわさではほかのメーカーよりもパワーに勝るエンジンを供給するのではないかとみられているメルセデスだけは、より大きなサイズのタイヤへの変更を望んでいることが明らかになっていた。

ラウダはこれに関し、「これは非常に重要な問題だ」と語った。

直近の報道によれば、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)では、来シーズンのタイヤ仕様も大筋では2013年のものを維持することを決定したという。

しかし、ラウダは次のように付け加えていた。

「チャーリー・ホワイティング(FIA/F1競技委員長)は、すべてのチームに対し、ピレリではより直径が大きく、幅も広いタイヤにしたいと考えているとの書簡を送っていた」

「そのことからすれば、今回の決定はFIA単独でなされたものだと理解している」

ラウダは、チームや部品供給元の唯一の役割は、公式タイヤサプライヤーであるピレリの求めに応じてすべてのデータを提供することであるべきだとし、次のように続けた。

「もしそうでなければ、また来年のメルボルン(開幕戦)でふたたびタイヤに関する不満を抱くことになったとしても驚きではないからね」

「ピレリは、どのチームからの影響も受けることなく来年のタイヤの仕様を決定すべきだよ。クルマもエンジンも新しくなるのだから、しっかりしたタイヤとなることが重要なんだ」

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