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ライコネンのマネジャー、フェラーリ復帰を否定せず

2013年08月20日(火)15:33 pm

キミ・ライコネン(ロータス)のマネジャーが、かつてフェラーリ在籍時代の2007年にF1チャンピオンとなったライコネンが、再びフェラーリに復帰するという報道を否定しなかった。

ライコネンのマネジャーであるスティーブ・ロバートソンは、ル・マン24時間レースを含む世界耐久選手権(WEC)へ転向するマーク・ウェバーの後任ドライバー候補としてレッドブルと交渉を行っていたものの、それは「うまく行かなかった」と19日(月)に認めている。

だが、現在33歳のライコネンについては、フェラーリへ復帰するのではないかとのうわさもある。かつてフェラーリでは2009年の終わりにまだ契約期間を1年残していたライコネンを放出することを決め、代わりにフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)を獲得したという経緯があるにもかかわらずだ。

フェラーリも選択肢に入っているのか、と『BBC』に尋ねられたロバートソンは次のように答えた。

「すべてのシートが確定するまでは、私の仕事はすべてのチームと話し合いを行い、どういう可能性があるかを探ることだよ」

さらに、ロバートソンはブラジルの『O Estado de S.Paulo(オ・エスタード・ジ・サンパウロ)』紙にも19日(月)に、ライコネンは2014年に向けてロータス以外にも複数の候補チームがあると次のように語っている。

「心配はしていないよ。われわれにはほかにも選択肢があるからね。それも、複数ね」

ブラジル人記者のリビオ・オリッキオは、レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、ライコネンとサインするよう強く働きかけていたものの、最終的にはドライバー育成責任者であるヘルムート・マルコの意見が押し通されたと書いた。

マルコは、チームオーナーのディートリッヒ・マテシッツに対し、レッドブルでは若いオーストラリア人ドライバーであるダニエル・リカルドを採用すべきだと説得したと伝えられている。おそらく今年4年連続でF1タイトルを獲得するであろうセバスチャン・ベッテルと組み合わせる上では、そうしたほうがバランスが良いというのがその理由だ。

リカルドと契約することは、レッドブルのジュニア・チームであるトロロッソの価値を証明することになるとともに、レッドブルの育成ドライバーである期待の新人、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタに2014年にトロロッソからF1デビューのチャンスを与えることにもつながる。

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