ザウバー、クルマの改良で面白いレースになると予想／F1ベルギーGPプレビューまとめ
ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグとエステバン・グティエレスが、スパ・フランコルシャン・サーキットで行われるF1第11戦ベルギーGP（8月25日決勝）に向けて意気込みを語った。
ニコ・ヒュルケンベルグ
「スパ・フランコルシャンがお気に入りのサーキットのひとつだと言うのは、多分僕だけではないだろうね。多くの歴史を持つサーキットだし、オー・ルージュやプーオンみたいな素晴らしいコーナーがある伝統的スタイルのサーキットだ。昨年は素晴らしい思い出もできた。これまでのF1キャリアで最高となる4位になったんだ。とてもうれしかったよ」
「クルマに関しては、本当に効率のいいものにすることが重要だね。中速や高速のコーナーがたくさんあるし、そこではダウンフォースが求められる。とりわけ、第2区間ではね。でも、同時にストレートでは空気抵抗を削減する必要もある。長いストレートがあるし、特にターン1からオー・ルージュにかけては平たんなんだ。そしてまた再びスタート・アンド・フィニッシュ・ラインに戻ってくることになる。ストレートも多いから、最高速もやはり重要だ」
「ベルギーのアルデンヌ地区はほんとうに雰囲気がいいし、訪れるのが好きなんだ」
エステバン・グティエレス
「ベルギーでは、これまでのグランプリでクルマに施したすべての改良によって、面白いレースになると思う。明らかにハンガリー（第10戦）での予選は良くなかった。フリー走行3回目で時間を失ってしまったせいでね。でも、これからは期待しているようなポジションに持ってこられるんじゃないかと思っているよ。スパ・フランコルシャンでは10番手あたりかな」
「スパは、すごく運転するのが楽しいサーキットのひとつだよ。高速コーナーがたくさんあるし、流れるように過ぎてゆくんだ。すごく高速で走りながら、クルマの限界を感じることができる。1周はかなり長いし、ときにはサーキットの場所によって違う天候になっていたりするんだ。ある部分では雨が降っているのに、ほかのところは晴れていたりね。そうなるととても難しくなるし、面白くなるよ」
「セットアップに関しては、どういうダウンフォースのレベルでレースをするか、賢い判断をしなくてはならない。とても長いストレートがあるんだけれど、同時に高速コーナーもあって、そこではダウンフォースも必要だからね。レースドライバーとしては、このサーキットを楽しめないわけがないよ。高速コーナーもあれば、上りや下りもあるしね。本当に楽しみだよ」
