ライコネン「スパで5度目の優勝ができれば…」
ロータスのキミ・ライコネンが、スパ・フランコルシャン・サーキットで行われるF1第11戦ベルギーGP（8月25日決勝）に向けて意気込みを語った。
Q：夏休みに入るまえのブダペスト（第10戦ハンガリーGP）では2位でした。スパではもう1つ上を狙うことができそうですか？
ライコネン：ベルギーGPではいつもいい成績を収めてきた。でも、以前の成績が今の僕を助けてくれはしない。もちろん、それによって不利になることもないし、スパで5度目の優勝ができれば素晴らしいだろうね。たくさんポイントを稼ぐことができるのはいつだっていいことだし、もし優勝できればほかの誰もそれ以上のポイントを獲得することはできないからね。
Q：サーキットにはどういう思い出がありますか？
ライコネン：スパは僕にとってはいい思い出ばかりだし、あそこでレースをするのは楽しいよ。同じような感覚を与えてくれるところはほかにはないね。素晴らしい伝統をもつ独特なサーキットを現代のレーシングカーでレースするのは最高だよ。
Q：サーキットで難しいところはどういうところですか？ そしてスパはE21（ロータスの2013年型車）の強みを生かせるところですか？
ライコネン：スパにはすごく挑戦しがいのある高速コーナーがあるし、正しくクルマをセットアップする必要がある。今年何度も見てきたように、上位からスタートすることが極めて重要だ。ほかのいくつかのサーキットよりは追い抜きもしやすいとはいえ、スパでもそれがすごく大切なのは間違いないよ。
ライコネン：最初のいくつかのコーナーを攻めるためにはいい空力バランスにすることが必須条件となる。それに1周も長いから、いいタイムを刻むためには最高のリズムを保つ必要がある。予選結果に大きく左右されるから、金曜日と土曜日で最適なセットアップを見つけ、土曜日の午後の予選でいい結果を出すことが必要だ。
ライコネン：今年のクルマがサーキットにどれだけ合うかどうかは分からない。昨年の僕たちはスパではそれほど強くはなかった。僕たちはその理由がつかめていると思っているし、きっと今年のクルマはもっといいはずだよ。でも、優勝を狙うに十分かどうかは、日曜日に分かることだ。
Q：なぜあなたはこれまでスパでそんなにいい走りができていたのですか？
ライコネン：あるサーキットですべてが順調に運ぶこともあれば、ほかのサーキットではまったく運に見放されることもあるものさ。もちろん、このレースでも優勝できるように最善を尽くすよ。これまでスパでは何度か表彰台の一番高いところに立ったことがあるし、またそこに立ちたいと思っている。
Q：これまでのことから、スパはお気に入りのサーキットのひとつですか？
ライコネン：ドライバーなら誰でもスパが好きに違いないよ。僕にとっては世界中で最高のサーキットさ。大好きなところだよ。2000年にフォーミュラ・ルノーで初めてここを訪れて以来、ずっと好きなんだ。
Q：タイトル争いの位置についてはどう思いますか？
ライコネン：今はまた2番手に戻ったし、いい形で夏休みに入れたよ。ハンガリー（前戦）ではセブ（セバスチャン・ベッテル／レッドブル）よりも前でゴールすることができたし、彼よりも多くポイントを稼ぐことができた。彼を破るためには何レースかで優勝する必要がある。今年は何度か2位に甘んじているけれど、これからもそれが続くようなら、タイトルを取るには十分じゃないと思う。でも、まだどうなるかは分からないよ。
Q：改善の糸口はどこにあると思いますか？
ライコネン：僕は土曜日の予選でいい結果が残せず、その代償を払わされてきていることは間違いないけれど、決勝には強いクルマがある。今は少し違うタイヤになっているし、それらの使い方をはっきりと理解しなくてはならない。ブダペストではうまく進展できたから、スパではもっと簡単になるはずだ。それは、ほかのみんなにとっても同じだけどね。優勝するためには、最前列に近いところからスタートできるようにしないとね。
