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2014年F1、最強エンジンは?

2013年08月16日(金)10:41 am

メルセデスAMGは非常に大きなアドバンテージをもってF1の新たなV6ターボエンジン時代を迎えることになるかもしれない。

現行のV8エンジンの開発は凍結され、2014年には劇的な変化を伴う新たなV6ターボエンジン時代を迎えることになる。そして、2014年は空力よりもエンジンパワーのほうがより重要となると考えられている。

メルセデスAMGは、V8エンジン最後の年となった今年、すでにその力を発揮しており、ここまでの10戦中7戦でポールポジションを獲得。これまでポールポジションの常連であったレッドブルのセバスチャン・ベッテルの3回を大きく上回る戦績を残している。

第10戦F1ハンガリーGPで優勝を飾ったルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)だが、今季のタイトルを獲得できるチャンスはごくわずかだろう。しかし、ハミルトンは実際のところ、「2014年にはベッテルに勝てるようになるとの約束」のもとにメルセデスAMGに招き入れられていたのだと『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』のトビアス・グルーナー記者は書いた。

これまでのところ、来季V6ターボエンジンを供給することになるメルセデス、ルノー、そしてフェラーリは、いまだその手の内を見せてはいない。

しかし、グルーナーは「メルセデスが一歩先を行っている兆候がある」とし、次のように続けている。

「F1関係者の間では、公表はされていないものの、銀色(メルセデス)のエンジンは、ルノーやフェラーリに比べて平均で100馬力勝っていると言われている」

「もちろん、メルセデスはそれを認めたりはしていない。だが、エンジン開発に携わっている者たちは異常なほどの自信に満ちているという印象がある」

メルセデスが実際に他社よりも強力なエンジンを用意しそうだということを示すひとつの兆候が、ピレリの来シーズン用タイヤの仕様に関する議論だ。

メルセデスではリアタイヤの幅をより広いものとするよう働きかけている。そのほうがエンジンパワーとトルクをより良く路面に伝えることができるためだ。

一方で、フェラーリとルノーは、現状のタイヤ幅に満足していると伝えられている。

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