フェラーリは、あらためてキミ・ライコネン(ロータス)が2014年にフェラーリに復帰する可能性があるとの報道を否定した。
2週間前に、初めてライコネンのうわさが表に出たとき、フェラーリの広報責任者はフェラーリでは「現在のドライバー市場には興味を持っていない」と主張していた。
だが今週、ライコネンの母国フィンランドの『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』紙が、ライコネンがフェラーリからのオファーを受ける決心をしたと報じた。
それを受けてフェラーリでは、前回とほぼ同じようにこれについて否定している。
「現時点では」と前置きしながら、フェラーリの広報担当者は『BBC』に対し、次のように語った。
「我々はドライバー市場の状況に関して、本当に何も検討を行ってはいない」
「我々にとってドライバーは問題とはならない。仮にフェリペ(マッサ/フェラーリ)を交代させることになったとしてもね」、と広報担当者は付け加えた。
一方、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、ライコネンのマネジャーは2014年に向けてロータスおよびレッドブルとの間で進めている交渉をより現実的なものとする上で、このフェラーリ移籍のうわさをうまく利用できると考えるだろうと指摘している。
「ライコネンにとって3つめの選択肢を持っておくことは重要だからね」、とミハエル・シュミット記者は書いた。