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ザウバー、小林可夢偉やピレリにも未払金

2013年08月13日(火)10:39 am

ザウバーの資金難は夏休みが半ばにきた今も解決を見ていない。ロシア企業によるザウバー救済契約は、まだ最終的な締結には至っておらず、ザウバーはパーツやエンジンのサプライヤーに支払う3,500万ユーロ(約45億円)を含め、合計8,000万ユーロ(約102億9,000万円)の負債を抱えたままだと『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』が伝えた。

同紙はザウバーの財政状況を「時限爆弾の爆発」を待つようだと例えている。

フェラーリへのエンジン代金が支払われていないことはすでに報じられていた通りだが、F1公式タイヤサプライヤーのピレリへの支払いも滞っているようだ。

ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグも給与の支払いが遅れていることを明かしているが、同紙はさらにヒュルケンベルグのチームメートで今年F1デビューを果たしたエステバン・グティエレスも2013年の給与を受け取っていないと報じた。

さらに同紙は、2012年にザウバーに所属していた小林可夢偉への給与250万ユーロ(約3億2,155万円)すらも未払いであることを明らかにしている。

すでに予定よりも遅れているロシアによる救済だが、重要人物のオレグ・シロトキンの息子の処遇によってはさらに状況が悪化することも見込まれる。

オレグの17歳になる息子セルゲイ・シロトキンが予定通りに2014年のF1デビューを飾れる確約がなければ、ロシアによる救済は一切行われないためだ。

この状況に、ザウバーはチーム売却という「代替案」も検討すべきだとの声も上がってある。

フォース・インディアとHRTで活躍したコリン・コレスは、数百万ユーロのスポンサーと共に成り行きを見守っている。

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