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ラウダの「心変わり」を喜ぶハミルトン

2013年08月05日(月)7:13 am

第10戦F1ハンガリーGP(7月28日実施)後、過去に3度F1世界王者に輝いたニキ・ラウダから「素晴らしい賛辞」を送られたルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は、とても感慨深げだった。

ハンガリーGPでは、ポール・トゥ・ウィンでメルセデスAMG移籍後、待望の初優勝を果たしたハミルトン。メルセデスAMGの非常勤会長を務めるラウダは、「これまで目にした中で、最高の走り」と称し、ハミルトンを絶賛した。

「私どもには、レッドブルほどの速さはなかったが、ルイスはそれをすっかり埋め合わせてくれた。特に、周りのドライバーを追い抜くことでね。完全に他を圧倒していた」とラウダは話した。

しかし、いまから2年前、ラウダはハミルトンに対してまったく異なる意見を持っていた。あの頃、まだマクラーレンに所属していたハミルトンをミハエル・シューマッハ(当時メルセデスAMG)の後任ドライバーとして引き抜くことになるとは、ラウダ本人も想像していなかったに違いない。

2011年シーズンのとあるグランプリで、ハミルトンが数回に渡って重大事故になりかねない行動をしてしまい、レースを台無しにしてしまったことがあった。レース後、ラウダはハミルトンに向けて次のようにコメントを発した。

「あんな走りをしていてはだめだ。このままでは、誰かが命を落とす事態になりかねない」

このような経緯があったからこそ、ハミルトンはブダペストで受けたラウダからの称賛をとても喜んでいた。

「ニキ・ラウダからそう言ってもらえたなんて。この上ない賛辞だよ。最高にうれしい」とブラジルの『Totalrace(トータルレース)』に喜びを語った。

「クレイジーだよ。だって、まだマクラーレンにいたとき、彼は僕のことを知らなかった。それに、僕に対してとても異なる意見を持っていたんだから」

「いまでは多くの時間を共に過ごしているし、彼の意見もだいぶ変わった」とハミルトンは付け加えた。

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