フェラーリは、近日中にル・マン24時間を含むWEC(世界耐久選手権)の新プロジェクトを進めるかどうか決める。
ひと月前もル・マン向け新プロトタイプ・マシン設計がうわさに上ったフェラーリだが、チーム代表のステファノ・ドメニカリは、そうした憶測を否定しなかった。
「来季、新しいターボ・エンジンがF1に導入される。それに伴い、いくつか面白いプロジェクトができそうだ」と、イタリア『La Stampa(ラ・スタンパ)』紙に語ったドメニカリ。
「今のところ、それ以上は話せないね」
現在アウディやトヨタがワークス参戦しているWECのLMP1クラス。来年にはポルシェも進出、より激戦が予想される。『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、フェラーリが2015年のル・マンを視野にLMP1マシン・プロジェクトを推進するかどうか、今年中に決まるとしている。
1965年以来、フェラーリはル・マンで勝利を上げていないが、同誌のミハエル・シュミット記者によると、「真剣に検討中だ」という。