F1では、ザウバーがロシアの企業グループと提携し、来季に17歳のセルゲイ・シロトキンが同チームからF1デビューを果たす見込みになっている。
シロトキンが2014年のF1開幕戦でデビューした場合、F1の最年少参戦記録を更新することになる。では、日本の若手ドライバーがシロトキンのような年齢でF1にデビューする可能性はあるのだろうか?
日本では普通自動車以上の運転免許証、もしくはこれに相当する外国の運転免許証を所持している18歳以上でなければ、モータースポーツのライセンスを取得することができない。運転免許を持っていない若手ドライバー向けに、限定国内Aライセンスというものも用意されているが、これを取得できるのは満16歳以上。この限定Aライセンス取得後に、国内レースで経験や実績を重ねてから国際ライセンス取得という流れになるため、日本人ドライバーが17歳でF1にデビューする可能性は極めて低い。
ちなみに、日本人の最年少F1参戦記録を持っているのは中嶋一貴の22歳。小林可夢偉のF1デビューは23歳、山本左近のF1デビューは24歳、現在はインディカーで活躍している佐藤琢磨のF1デビューは25歳のときだった。