2014年のF1開催カレンダーから外れたとしても、それがF1インドGPの終わりではない。
そう話すのは、インドのモータースポーツを取り仕切るビッキー・チャンドックの息子でもあるカルン・チャンドックだ。
数年前までHRTとケータハムからF1に出走していたチャンドックは、父ビッキーとF1ボスのバーニー・エクレストンの、インドGPの将来について話し合う会談に同席したと報じられた。
「日程がつまった開催カレンダーになんとかインドGPを残そうと僕たち、つまり(主催者の)ジェイピー・グループもフォーミュラ・ワン・グループも努力したんだ」
インドの『NDTV』にそう明かしたチャンドックの言葉が過去形であることが暗に示す通り、2014年のF1開催カレンダーにインドGPは含まれていない。しかし、2015年シーズン開幕早々にインドGPが開かれる予定だという。
チャンドックは「今朝早くにバーニーから連絡があって、主催者もバーニー側もインドGPの開催を望んでいることを確認した」と話した。
グランプリ開催地が増え続けている今、「ローテーション」でのレース開催、あるいは開催地のどこかとの隔年交互開催も視野に入っているとチャンドックは明かしている。
「だけど、その場合すべての開催国にとって隔年開催が選択肢となり得るのかを確認しないとならないよね」
「グランプリ開催には、安全性の確保も含めて多額の投資が行われているんだ。たった1年のためにそれだけの投資をする意味が果たしてあるんだろうか?」
「こういうことは、じっくり考えないといけない」とそう語ったチャンドックは、インドGPとF1マレーシアGPの交互開催の可能性を指摘している。
「でも、ほとんどただのうわさにすぎない。この先どうなるのか、誰にも分からないんだ」