ベルニュのトロロッソ残留は確定か
レッドブルへの昇格は見送られたものの、ジャン-エリック・ベルニュが少なくとも来季もトロロッソのシートを確保することはほぼ間違いないようだ。
トロロッソのチーム代表であるフランツ・トストは、F1ハンガリーGP（7月28日決勝）が行われているハンガリーで次のように語った。
「私は、ジャン-エリック・ベルニュが来年もトロロッソでレースをすると確信している」
トストは、ベルニュのチームメートであるダニエル・リカルドが今季限りでF1を引退するマーク・ウェバー（レッドブル）の後任候補とされているのは、ほぼ同い年のベルニュよりも「もっと経験があるというだけの理由だ」とし、次のように続けた。
「私が考える限りにおいては、彼（ベルニュ）は来年トロロッソにいるよ」
23歳のベルニュ自身も、『RMC Sport（RMCスポール）』に対し、次のように語った。
「ダニエル（リカルド）がレッドブルへ行こうが行くまいが、僕の将来はトロロッソ、そしてレッドブルとともにある」
「それに関して、僕にはまったく問題ないよ」
ベルニュはさらに、オーストリアの『Laola1』にも次のように語っている。
「レッドブルでは彼（リカルド）のほうがいいドライバーだと思っているみたいだね」
「結果だけを見れば、そう考えるのも理解できるよ。でも、僕はクリスチャン・ホーナー（レッドブル／チーム代表）のところへ行ってその理由を説明したりするつもりはないね」
ベルニュは、まだセバスチャン・ベッテルの次のチームメートになるチャンスも残されているとさえ考えているようだ。
「僕にできることは、本当のパフォーマンスを示すことだし、それがすでに遅すぎたのかどうか様子を見るよ。僕は決してまだ手遅れだとは思っていない」
「僕の意見だけど、僕たちはまだ肩を並べていると思う」
レッドブルがシルバーストンのF1テストにベルニュではなくリカルドを指名したことで失望したかと問われたベルニュは、「全然そんなことはないよ」と答え、次のように続けた。
「レッドブルが、彼の方が僕よりももっと一貫性があったと考えたんだから、それは論理的なことだよ」
「さっきも言ったけど、彼のほうが1年僕よりも先輩なんだ。そしてチームも彼のことをとてもよく知っている。そういうことを総合して、彼のほうに状況が傾いただけのことさ」
