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ピレリ、明らかにソフトが予選での主役タイヤ/F1ハンガリーGP土曜まとめ

2013年07月28日(日)20:58 pm

F1タイヤサプライヤーのピレリは、非常に高い路面温度で行われたF1ハンガリーGP予選は興味深かったようだ。以下、ピレリのプレスリリース。

ルイス・ハミルトンが、今シーズン4回目で、かつハンガロリンクでの自身4度目のポールポジションを獲得しました。ハミルトンは、P Zeroイエロー・ソフトタイヤで1分19秒388を記録しました。このタイムは、昨年のポールタイム1分20秒953より大幅に速いタイムです。

気温35℃で、昨日よりも暑いコンディションとなった予選では、ソフトタイヤは、ハンガリーグランプリ用にともに選択されているP Zeroホワイト・ミディアムタイヤよりもラップあたり1秒以上速く、全3セッションを通して使用されました。Q1の序盤にミディアムコンパウンドを使用したドライバーも見られました。Q1では、メルセデスのニコ・ロズベルグがソフトタイヤで最速タイムを記録しました。

Q2ではソフトタイヤのみが使用され、ここでもロズベルグが、チームメイトのハミルトンを抑えて最速となりました。

Q3に進出した大半のドライバーがP Zeroイエロー・ソフトタイヤのみを使用した一方で、マクラーレンのセルジオ・ペレスは、P Zeroホワイト・ミディアムを使用するという異なる戦略を採りました。

午前中の最終フリー走行では、グロージャンがソフトタイヤで最速タイムを記録しました。グロージャンは、ミディアムタイヤでもトップタイムを叩き出しています。その後、ハンガリーでの3度の覇者であるハミルトンが同じミディアムタイヤで記録を更新しました。

ポール・ヘンベリー(ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
「非常に高温のコンディション下で興味深い予選が展開されました。Q3では、わずかに下降した路面温度がQ3に進出したトップ10ドライバーに影響を及ぼし、ファイナルラップのタイミングが極めて重要になりました。ミディアムとソフト間の性能差がラップあたり1.5秒以上あったため、明らかにソフトが予選での主役タイヤとなり、ミディアムタイヤは決勝用のタイヤとなりました。各チームは、予選を通してQ3のファイナルランで確実に新品のソフトタイヤが使えるように戦略を組み立てていました。我々がハンガリーグランプリ用に選択したタイヤの組み合わせによって、明日はおそらく2~3回のピットストップで興味深い戦略的バトルが展開されると思います。グリッド上位勢の接戦によって、最初のピットストップ後に、何より重要となるトラックポジションを上げるためにミディアムタイヤを装着してスタートするドライバーたちにチャンスが訪れる可能性もあります。統計的には、ハンガリーでのオーバーテイクはモナコよりも難しくなっています。ここまでの摩耗とデグラデーションは想定の範囲内にありますが、明日は気温と路面温度ともにさらに高くなることが予測されていますので、うまいタイヤマネージメントと柔軟な戦略が成功の鍵になるでしょう」

ピレリの戦略予測:
70周で戦われる明日の決勝では、2回もしくは3回のピットストップとなるでしょう。ミディアムでのスタートは、ソフトでのスタートと同様の速さとなります。

2ストップ戦略:
ソフトでスタート
1回目のストップ:14周でミディアムへ交換
2回目のストップ:42周でミディアムへ交換

3ストップ戦略:ソフトでスタート
1回目のストップ:13周でソフトへ交換
2回目のストップ:26周でミディアムへ交換
3回目のストップ:48周でミディアムへ交換

ミディアムでスタートする場合の最適戦略:
ミディアムでスタート
1回目のストップ:28周でミディアムへ交換
2回目のストップ:56周でソフトへ交換

FP3のラップタイム上位:
1 グロージャン 1分20秒730 ソフト新品
2 アロンソ 1分20秒898 ソフト新品
3 ペレス 1分21秒052 ソフト新品

トップ10ドライバーの使用タイヤ:
ハミルトン ソフト 1分19秒388
ベッテル ソフト 1分19秒426
グロージャン ソフト 1分19秒595
ロズベルグ ソフト 1分19秒720
アロンソ ソフト 1分19秒791
ライコネン ソフト 1分19秒851
マッサ ソフト 1分19秒929
リカルド ソフト 1分20秒641
ペレス ミディアム 1分22秒398
ウェバー - タイムなし

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