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F1通算100戦目のスーティル、フォース・インディア離脱も

2013年07月27日(土)10:47 am

これまでF1でのキャリアをずっとシルバーストンに本拠をかまえる現在のチームとともに過ごし、今週末のF1ハンガリーGPでF1通算100戦目を迎えるエイドリアン・スーティルだが、今後もずっとフォース・インディアに残留するかどうかは分からないと語った。

スーティルは2007年にスパイカーからF1にデビュー。その後スパイカーはインド人実業家のビジェイ・マリヤらに買収され、フォース・インディアと名称を変更。スーティルは2012年に自らが起こした傷害事件のために1年間チームを離れたものの、今年再びチームに返り咲き、100レースをすべて同一チームで戦ってきたことになる。

だが、スーティルは2014年シーズンにその関係が終わりを迎える可能性を否定していない。スーティルはドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に次のように語った。

「まだそれについて考えるのはちょっと早いよ」

「そのときが来れば、まずはビジェイ(マリヤ/チーム代表)に話をするよ」

フォース・インディアは今季、現時点ではマクラーレンよりもチーム別ランキングで上位につけるなど、堅実な戦いぶりを示している。だが、それにもかかわらず、スーティルはいまだつかんだことのない表彰台を目指して、さらに上位チームへと移籍するチャンスを探っている。

スーティルは次のように続けた。

「僕たち(フォース・インディア)とトップチームたちとの違いは、もし僕たちが表彰台に上るチャンスをつかもうとすれば、すべてが100パーセントうまく組み合わなければならないんだ」

「でも、大きなチームは、たとえミスを犯したとしても、いい成績を残すことができる」

スーティルのこうしたコメントは、今以上の結果を求めるならばチームを変わるしかないと考えているということを明確に示すものだ。

フォース・インディアがF1でトップチームになることを想像できるか、と問われたスーティルは『SID通信』に次のように答えた。

「分からないな。でも、現時点では僕たちよりもいいチームはそれほど多くはないね」

「(チーム移籍の)決断をするときは慎重に検討しないといけない」

「もし、どこかの時点で、もうこれ以上このチームから得られるものがないと思えたとしたら、そのときは(チームを)替えるよ。でも現時点では多くの可能性があると思っている」

「僕は勝ちたいんだ。そのときのクルマが赤だろうが、オレンジだろうが、銀色だろうが、それは二の次さ」、とスーティルは続けた。

しかし、スーティルは今後さらに100レースを戦うとすれば、あとから振り返ったときには複数のチームで戦ったことがあるほうが好ましいと考えていると認め、次のように締めくくった。

「いつか、200レースを振り返ることができるとすれば、そのときには違うチームのことを話すことができるといいだろうね」

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