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F1第10戦ハンガリーGP予選、詳細レポート

2013年07月27日(土)22:45 pm

2013年F1第10戦ハンガリーGPが7月27日(土)、ハンガロリンク(1周/4.381km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間21時)から行われた予選でルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が今季4度目となるポールポジションを獲得した。

【結果】F1第10戦ハンガリーGP予選、各ドライバーのタイム、タイム差など

セッション開始時の天候は晴れ。気温33℃。路面温度は48℃。予選Q1は20分間で戦われ、17番手から22番手のドライバーがここで予選を終える。ここハンガロリンクは抜きどころのないサーキットだけに、予選で上位進出を果たすことがいっそう重要となる。

金曜日のフリー走行ではレッドブルが強さを見せ、今日午前中に行われたフリー走行3回目ではロータスのロマン・グロージャンが速さを見せつけている。そこにフェラーリ勢、そしてメルセデスAMG勢がどのようにからんでくるのか、見どころの多い予選となりそうだ。

ここハンガロリンクで使用されるのは昨年仕様の構造に2013年のコンパウンドが組み合わせられた新しいピレリタイヤとなる。ドライタイヤは4種類のコンパウンドのうち中間に位置するミディアム(白)とソフト(黄)だ。また、このサーキットでもメインストレートとターン1から2までの2か所にDRSゾーンが設けられる。検知ポイントは最終コーナー手前の1か所となる。

Q1の残り時間が10分を切った時点でトップに立っているのは1分21秒532のバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)。上位チーム勢はこの段階でまだコースへは出ていない。

残り7分となったところで、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)を筆頭に上位チーム勢が最初からソフトタイヤでコースイン。残り2分になると、やはりメルセデスAMG勢がタイムを上げてきた。マクラーレンのセルジオ・ペレスはぎりぎり16番手でQ2進出を決めたが、ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)が18番手に沈み、Q1敗退となってしまった。Q1で予選を終えた17番手から22番手は以下のとおり。

エステバン・グティエレス(ザウバー)、ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、シャルル・ピック(ケータハム)、ギド・ヴァン・デル・ガルデ(ケータハム)、ジュール・ビアンキ(マルシャ)、マックス・チルトン(マルシャ)。

Q1のトップ5は、ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、ロマン・グロージャン(ロータス)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)だった。

予選Q2は15分間の戦いになり、11番手から16番手がここで脱落する。残り7分の段階で、ベッテルがただひとり19秒台に乗せる1分19秒992をマーク。いよいよ本領発揮というところか。全車が1回目のタイムアタックを終えた段階で、ノックアウトゾーンにはウィリアムズ勢、トロロッソ勢、そしてマーク・ウェバー(レッドブル)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)らが並んでいる。ウェバーにはまたKERS(運動エネルギー回生システム)にトラブルが発生しているようだ。

残り2分。ロズベルグが1分19秒778でトップに。ハミルトンがそれに続く。ノックアウトゾーンではQ3進出をかけて最後の攻防が始まっている。Q2終了のチェッカー。ウェバーはなんとか8番手に食い込み、ダニエル・リカルド(トロロッソ)とセルジオ・ペレス(マクラーレン)もそれに続いてQ3に生き残った。

Q2で予選を終えた11番手から16番手は以下のとおり。
エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、ジャン-エリック・ベルニュ(トロロッソ)、パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)。

Q2のトップ5は、ロズベルグ、ハミルトン、ベッテル、グロージャン、アロンソだった。

予選Q3は10分間の戦いになり、ここでポールポジションが決まる。セッション中間点でベッテルがここまでの最速タイムとなる1分19秒506をマークしてトップに立つ。このタイムがポールポジション争いのターゲットになりそうだ。

残り2分。ポールポジションをかけた最後の戦いが始まった。クルマにトラブルを抱えたウェバーはタイムを出さないままクルマを降り、決勝でのタイヤ戦略を有利にすることを選択。ライコネン、ロズベルグ、グロージャンらがベッテルのタイムに挑んでゆくがいずれもわずかに及ばない。

だが、ハミルトンが最後のアタックで1分19秒388をたたき出してトップに立つ。それを追う立場となったベッテルが懸命に追い上げるが、ハミルトンのタイムを上回ることはできなかった。結局、やはり予選で強いメルセデスAMGのハミルトンが、3戦連続で今季4度目のポールポジションを獲得した。

Q3の結果は以下のとおり。
ポールポジションは1分19秒388を出したメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。2番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、3番手ロマン・グロージャン(ロータス)、4番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、5番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、6番手キミ・ライコネン(ロータス)、7番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)、8番手ダニエル・リカルド(トロロッソ)、9番手セルジオ・ペレス(マクラーレン)、10番手マーク・ウェバー(レッドブル)。

2013年F1第10戦ハンガリーGP決勝は、明日28日(日)の日本時間21時にスタートする。

【写真】F1ハンガリーGP土曜日(全30枚)

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