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ピレリ、高温のなか新型タイヤを使用/F1ハンガリーGP金曜まとめ

2013年07月27日(土)18:27 pm

F1タイヤサプライヤーのピレリが、F1第10戦ハンガリーGPに新型のタイヤを持ち込んでいる。路面温度が40度以上に上がる中、金曜日に行われた2回のフリー走行で新型タイヤの評価が行われた。以下、ピレリのプレスリリース。

シーズン中で最も気温が高いグランプリのひとつであるハンガリーグランプリのフリー走行で、全チームがピレリの新型Formula Oneタイヤを使用しました。今日のフリー走行では、気温が33℃、路面温度が46℃まで上昇しました。明日の予選と日曜日の決勝では、さらに高い温度となることが予想されています。昨年同様、P Zeroホワイト・ミディアムとP Zeroイエロー・ソフトタイヤがハンガリーグランプリ用に選択されています。レッドブルのセバスチャン・ベッテルが、午前中のFP1ではミディアムタイヤを使用し、午後のFP2ではソフトタイヤを使用して、両フリー走行セッションで最速タイムを記録しました。FP2でベッテルが記録した本日の最速タイム1分21秒264は、昨年のFP2での最速タイムより0.5秒以上速いものでした。

ポール・ヘンベリー(ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
「金曜日の序盤によく見られるように、午前中の路面は、非常に‘グリーン’で滑りやすく、グリップレベルが低い状態でした。午後にはより高いグリップが得られるようになりましたが、気温も非常に高くなりました。日曜日は、これまでで最も暑いグランプリになりそうです。このようなエクストリームなコンディションにも関わらず、我々の新型タイヤの性能と耐久性は、ともに我々の期待通りのものでしたし、グレイニングやブリスターの兆候もほとんど見られませんでした。各チームおよびドライバーからのフィードバックは、ここまでのところ非常にポジティブです。今日見られた両コンパウンド間の性能差は、ラップあたり約1.5秒でした。決勝では2~3回のピットストップが予想され、予選ではソフトタイヤが主役になるでしょう。今回のグランプリからピットレーンの制限速度が80km/hとなったため、ピットストップに要する合計タイムが4秒程度長くなります。この点も戦略に大きな影響を及ぼす可能性があり、そして、特にハンガロリンクではオーバーテイクだけでトラックポジションを上げることが難しいこともありますので、今日のフリー走行で行われた作業は一層重要なものとなります」

金曜日のラップタイム上位:
FP1
1 ベッテル 1分22秒723 ミディアム中古
2 ウェバー 1分22秒982ミディアム中古
3 ライコネン 1分23秒010 ミディアム中古

FP2
1 ベッテル 1分21秒264 ソフト新品
2 ウェバー 1分21秒308 ソフト新品
3 グロージャン 1分21秒417 ソフト新品

本日の統計:
ソフト
走行距離 * 1,362
使用セット数 ** 22
最多ラップ ** 20

ミディアム
走行距離 * 4,450
使用セット数 ** 44
最多ラップ ** 32

インターミディエイト
なし

ウェット
なし

*本日のFP1とFP2での全ドライバーによる総走行距離(km)
**コンパウンド毎の全ドライバー統計

荷重:
減速時の最大Gフォース(縦方向の荷重) ターン1で-4.33G
コーナリング時の最大Gフォース(横方向の荷重) ターン3で4.88G

今日の豆知識:
タイトでツイスティなハンガロリンクでは予選が極めて重要と言われていますが、これまで行われた27戦中ポールポジションからの優勝はわずか12回です。現世界王者のセバスチャン・ベッテルは、ハンガロリンクでの優勝経験がありません。カレンダー中、ベッテルが優勝していないグランプリは、ハンガロリンクとUSAのオースティンのみです。今シーズンここまで、7つのチームの13人のドライバーがグランプリでリードラップを記録しています。

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