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F1第10戦ハンガリーGPフリー走行1回目、詳細レポート

2013年07月26日(金)18:55 pm

2013年F1第10戦ハンガリーGPが7月26日(金)、ハンガロリンク(1周/4.381km)で開幕。現地時間10時(日本時間17時)からフリー走行1回目が行われ、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップになった。

【結果】F1第10戦ハンガリーGPフリー走行1回目、各ドライバーのタイム、タイム差など

セッション開始時の天候は晴れ。気温29℃。路面温度は39℃。イギリスGPで発生したタイヤ破裂問題を受け、ピレリではこのレース以降、昨年仕様の構造に今年のコンパウンドを組み合わせた新たなタイヤを供給することとなった。ここハンガリーには4種類のコンパウンドのうち中間に位置するミディアム(白)とソフト(黄)のドライタイヤが持ち込まれる。

また、ドイツGP決勝においてピットレーンで人身事故が発生したために急きょいくつかの安全対策がとられることになったが、その一環として今回のレースからすべてのセッションを通じてピットレーンでの速度制限がこれまでの時速100kmから80kmになった。これによりレース中のピットインによるロスタイムが増えることになるため、各チームのタイヤ交換戦略にも影響が出てくるかもしれない。

ハンガロリンクのDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)ゾーンも2か所。メインストレートとターン1から2までの緩やかに右にカーブする短いストレートに設けられる。検知ポイントは最終コーナーの手前の1か所となる。

セッション開始と同時に各車がまずはミディアムタイヤを装着してインストレーションラップに出てゆく。このハンガロリンクは普段あまり使用されていないため、最初は路面がかなり埃(ほこり)にまみれ、荒れた状態となっている。少し縁石に乗るだけで大きく埃(ほこり)が上がる様子が見て取れる。

このセッションでは、マルシャがマックス・チルトンに代えて控えドライバーのロドルフォ・ゴンザレスに走行を担当させている。開始18分の時点でそのゴンザレスがまずは1分37秒942をマーク。そのほかのチームはすべてレースドライバーがステアリングを握っているが、まだタイム計測は行っていない。

開始30分過ぎ。今日初めてコース上に顔を見せたニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)がインストレーションもそこそこにタイム計測を行い、1分26秒836をマーク。その直後にマクラーレンのセルジオ・ペレスがそのタイムを更新してゆく。ペレスは1分24秒920までそのタイムを縮めた。

そのほかのドライバーも次々とタイム計測を開始してゆく。まずはキミ・ライコネン(ロータス)がペレスのタイムを更新し、1分24秒056までタイムを伸ばしてゆく。だが、ペレスも負けずに1分23秒591を出して再び順位表のトップに。これから順位表の名前もどんどんシャッフルされてゆくことになりそうだ。

開始45分が経過し、セッションが中間点を迎えた時点ではトップのペレスに続いて2番手マーク・ウェバー(レッドブル)、3番手パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、4番手ライコネン、5番手バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)というトップ5となっている。この段階で、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)やフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)などはまだ計測ラップを行っていない。

残り40分を切るころからベッテル以外のドライバーが積極的にタイム計測を行いはじめ、順位表の名前もどんどん入れ替わり始める。この時点では路面温度も43℃にまで上昇している。

残り25分となったところで、やっとベッテルがその姿をコース上に表し、タイム計測を開始した。ベッテルはロングランを続け、セッションが残り20分を切ったところで1分22秒723のトップタイムを刻んでみせた。この時点での2番手はウェバー、それに続いて3番手にライコネン、4番手にアロンソ、5番手にロマン・グロージャン(ロータス)が並んでいる。

セッション終盤は各チームともロングランプログラムを展開しており、順位表に大きな変動は見られない。そんな中、トロロッソのジャン-エリック・ベルニュがターン4で大きくスピンしエスケープゾーンに飛び出す光景が映し出された。さらにハミルトンもターン2で縁石に乗り上げコースオフ。スロー映像では小さなゴミが空中に巻き上げられているところがはっきりと映し出されている。路面はまだ相当荒れた状態のようだ。

セッション終了。トップ5の顔ぶれは変わらず、1分22秒723を記録したベッテルを先頭に、ウェバー、ライコネン、アロンソ、グロージャンと続いている。以下、6番手バトン、7番手エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、8番手ロズベルグ、9番手ペレス、10番手マルドナードがトップ10を形成した。

このあと日本時間21時からフリー走行2回目が行われる。

【写真】F1ハンガリーGP金曜日(全30枚)

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