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ロータス、前向きな気持ちでハンガリーへ/F1ハンガリーGPプレビューまとめ

2013年07月26日(金)9:13 am

ロータスのキミ・ライコネンとロマン・グロージャンが、ハンガロリンクで行われるF1第10戦ハンガリーGP(7月28日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:F1ハンガリーでの目標はなんですか?

ライコネン:ハンガリーでは何度も2位になったから、(スタートで)第1コーナーを抜けたところで先頭に立っていることの重要さは分かっているよ。DRSがあってもなくても、ハンガロリンクでの追い抜きは難しいんだ。良い週末を送るには、フリー走行1、2、3で良い走りができること、そして予選で良い結果を出して決勝で完ぺきなスタートを切ればいいのさ。

Q:しかし、ここでの1勝は2005年に4番グリッドからのスタートでしたね?

ライコネン:良いスタートが切れて、1周目の終わりには2番手につけることができたんだ。その後も色々うまく事が運んだ結果だよ。

Q:雰囲気はどうですか?

ライコネン:ハンガリーはいつもとてもいいよ。サーキットは難しいわけではないけれど、いつもとても暑いからその点では厳しいレースになるんだ。もちろん、今年のロータスのマシンは暑いときほど調子が良いから、暑くてもかまわないけれど、暑くても我慢できるのは勝った時だけだよ。

Q:ハンガロリンクで速いマシンのポイントを教えてください。

ライコネン:速いマシンね・・・。低速で曲がりくねったサーキットだから、2つのことが大事だよ、よく曲がれること、それからトラクションがいいこと。この2つが良ければ、このサーキットでは有利になるね。

Q:好スタートを切るにはどうしたらいいですか?

ライコネン:まずは予選で前列を勝ち取ることだよ。しかも汚い側(偶数列)は避けたいね。今シーズンのレースを振り返ってみると、汚い側のグリッドはスタートで不利なんだ。

Q:ここはある意味ホームグランプリと言えますか?

ライコネン:ハンガリーは何度もフィンランドGPと言われてきたよね。たくさんのフィンランド人が毎年レースに来てくれているから。青と白の旗がなびくのを見るのはいつでも良いものだよ。

Q:前戦のF1ドイツGPで2位に入りました。

ライコネン:ポイントが取れたのは良かったし、マシンも良かった。気温が高い方がロータスのマシンに合っていることがドイツでも見て取れたから、いつも暑いブダペストでは期待できそうだよ。もちろん、今年のマシンで走ってみるまでは分からないけどね。ドイツでは僕の無線が故障していたのと、メルセデスAMGにつっかえてしまっていたのがレース結果に響いたと思う。でも、マシンのバランスは良かった。ニュルブルクリンクではハンガロリンクより追い抜きが楽だったから、次のハンガリーGPでは予選を上手くやる必要があるね。

Q:最後のピットストップでソフト側のタイヤに変更しましたね。

ライコネン:交換した時もタイヤの感触はまだ良かったんだ。でも、その先どれだけ持つのか、レースで何が起こるのかは分からないよね。無線が壊れていて、エンジニアたちは僕からの通信は聞こえていなかった。僕には向こうからの質問は聞こえていたけどね。「やっておけば良かった」って言うのは簡単だけど、作戦はやってみるまでどうなるか分からないんだ。セブ(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)が終盤でピットインしてソフトタイヤに替えるんじゃないかという予測は当たっていたけど、僕らが少し違ったことをしていれば、少し後ろじゃなくて少し前に出ることができたかもね。

Q:ドイツGPでこれまでで最高の成績でしたか? 今までとは違う感覚でしたか? それとも勝利以外はみんな同じ気持ちですか?

ライコネン:レースには当然勝つために来ている。ドイツでは速さが足りなくて勝てなかった。でも、数戦苦戦した後のチームにとっては良い結果だったと思う。ランキングトップのセブが勝ったから、ポイント差をつけられてしまったけどね。まだまだ長いシーズンだから毎レース少なくとも優勝争いができる位置に付けていればまた勝てると思うよ。

Q:ブダペストではもう1つ上の順位、優勝ができますか?

ライコネン:行く前から予想しても意味はないよ。僕らが望んでいる結果が出せればいいけどね。次のレースの後は夏休みになるから、良い結果を手にして休暇に入りたいね。でも、とにかくポイントを獲得することが重要なんだ。

Q:ロマン、F1ハンガリーGPに向けて何か後押しになる事はありますか?

グロージャン:表彰台に立ったって事はもちろん悪いことじゃないよね。去年のブダペストでは優勝争いに加われるチャンスがあったのに、青旗を無視したドライバーに足止めを食らってイライラしたのを覚えているよ。でもそんなのは表彰台を逃したりもっと結果が悪い時のイライラには比べたら良い方だよ。ドイツで3位になれたのは素晴らしかった。だからハンガリーGPには前向きな気持ちで向かっていけるよ。

Q:ドイツGPで久しぶりに表彰台にあがった気分はどうでした?

グロージャン:本当にいい気分だったよ。チームにとってもいい結果だったし、僕らはいいレースをしたと思う。最初のスティントでかなりプッシュできたから、どこかの時点で優勝争いができるんじゃないかと考えていたんだけど、セーフティカーが出たお陰でそれまで築いたアドバンデージがなくなってしまったんだ。その後あの作戦をたてたわけだけど、結局のところ僕らは優勝争いをするほどは速くなかったんだ。ドイツからはいくつも良かった点があったから、ブダペストもドイツでの好成績の勢いにのったまま臨みたいね。

Q:シルバーストンでのF1テストに参加しなかった事について不満がありますか?

グロージャン:ドライバーとしては、できるだけいつもクルマに乗って経験を積んでいたいよね。特に違うタイヤとか新しい物がある時はね。ニュルブルクリンクで使ったタイヤは僕らのマシンに良く合っていたよ。だから、ハンガロリンクに持ち込まれる最新仕様もうまく合うといいね。

Q:F1ハンガリーGPで好成績を上げるためのポイントは?

グロージャン:狭くて曲がりくねったコースだから、予選でいい結果を出すことが大事だね。去年僕は最前列(2番グリッド)からスタートしていい結果を出すことができたから、今年もぜひ最前列からスタートしたいね。あと、気温が高いことは僕らにとって有利に働くことが分かっているんだけど、ブダペストは例年暑いから、今年も晴れわたることを期待しているよ。

Q:ハンガロリンクについてどう思いますか?

グロージャン:過去に何度かいい思いをさせてもらった好みのサーキットだよ。2008年にGP2で初めてのポールポジションを取って、2011年には1位と3位というとても良い週末になった。(F1に参戦した)2012年はシーズン3回目の表彰台と予選で2番手につけられたことでシーズン前半を良い形で終わることができたんだ。ドライビングについて言えば、最も高速コーナーが体にこたえるコースというわけではないけど、コックピット内の熱はかなりきついよ。あと週末の初めの方は難しいかもしれない、コースはあまり使われていないからね。つまり最初に走る時は滑りやすいって事だよ。

Q:ハンガリーGPで今年のシーズン前半が終わり、夏休みに入ります。自分の成績表があるとしたらいかがですか?

グロージャン:良いほうだと思うよ。でもブダペストが終わって夏休みに入る前によく詳細まで見直してみる必要があるね。

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