デトロイト市が財政破たんしたとのニュースを受け、北米自動車ショー(デトロイトショー)の主催者が声明を発表。同市の財政破たんはデトロイトショーに影響しないと語っている。
以下、北米国際オートショー(NAIAS)代表、ロッド・アルバーツ氏からのメッセージ全文
前進する:デトロイトの財政破たんは NAIAS に影響はない
2013年7月19日、ミシガン州、デトロイト市、デトロイト市の連邦破産法 9 条の適用はしばらく前から予期されていたことであり、北米国際オートショー(デトロイトショー)には影響はない。ここ十年来の市の状況を考えると、財政破たんの申請は良い決断であり、長年積み上げられた市の負債から解放されることによって、デトロイト市の復活に向けて新たな一歩が踏み出せるよい機会である。それが真の目的である。デトロイト市のデイブ・ビング市長とミシガン州のリック・スナイダー知事の判断は正しく、デトロイト市を窮地から脱却させる手助けとなるだろう。多くの人には驚きであったが、大胆かつ前向きな行動だった。
コボセンター(デトロイトショーの会場)は市から独立しており、ショーの機関によって運営・管理されているため、市からの財政支援は必要としていない。デトロイトショーは、デトロイト市を含む周辺地域の公的機関との連携を取っており、今後も取り続けていくが、独立した組織であるためショーの運営や資金に影響はない。
一方、コボセンターの3億ドルをかけた改修工事の最終段階である第3段階の工事が来年、間もなく完了するのは興味深い一面である。再度強調するが、コボセンターは地方の独立機関によって運営されており、地域や州の財政から資金援助を受けているためである。
今回のデトロイト市の財政破たんは世界の自動車メーカーが期待をもって集う会場を提供するショーおよび、毎年ミシガン州南東部に3億5千万ドルもの経済波及効果をもたらすデトロイトショーの開催に何らの影響もない。
デトロイトの舞台から世界に製品を発信し続ける各国の自動車メーカーと共に、これからも協力していく。
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