ジャン-エリック・ベルニュ(トロロッソ)は、チームメートのダニエル・リカルドが来年、レッドブルのクルマに乗る姿を見たいと話している。
トロロッソのドライバーであるため、ベルニュ自身にもチャンスは残されているが、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーはリカルドとキミ・ライコネン(ロータス)が来季のドライバー候補であると認めた。
ベルニュはオーストリアの『Kronen Zeitung(クローネン・ツァイトゥング)』にこう語っている。「僕のチームメート、ダニエル・リカルドがシートを獲得するべきだよ。キミ・ライコネンじゃなくてね」
「僕たちはふたりともトロロッソでいい仕事をしているし、チームもレースを重ねるごとに進歩している」
そう話すベルニュは、2013年シーズン限りでのF1離脱を発表したマーク・ウェバー(レッドブル)の後任争いにおいて、リカルドが自身より先行していることはよくわかっている。
しかし、もしリカルドがレッドブルで華々しく活躍した場合には、ベルニュ自身の道も開けると考えているようだ。
「もし、今のところぼくよりもいい結果を出しているダニエルがセバスチャン・ベッテル(レッドブル)のチームメートになったら、レッドブルの若手(育成プログラムの)ドライバーの可能性を見せることにもつながる」
「僕が安定に欠けていると言うなら、F1カナダGPで6位になってから2回リタイアしたけれど、それはクルマのトラブルだったことを言いたいね」
『Italiaracing(イタリアレーシング)』の最新号では、ライコネンがレッドブルに移籍し、リカルドはライコネンが抜けたロータスのシートに座ると予想されている。