ミハエル・シューマッハが、現在のF1における最高レベルのドライバーとして4人の名前をあげている。
通算91勝、F1タイトル獲得7回を数える、F1の歴史でもっとも大きな成功を果たしたシューマッハ。ついに昨年限りでその長いF1ドライバーとしての人生にピリオドを打った。
現時点では、F1を見る側に回った44歳のシューマッハだが、イタリアの放送局『Sky Italia(スカイ・イタリア)』の番組『I Signori della Formula 1(イ・シニョリ・デラ・フォームラ・ウノ)』の中で、現在もっとも印象深いドライバーとして4人の名前をあげ、次のように語った。
「ベッテル(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)、アロンソ(フェルナンド・アロンソ/フェラーリ)、ライコネン(キミ・ライコネン/ロータス)、そしてハミルトン(ルイス・ハミルトン/メルセデスAMG)が現時点ではベストだね」
「もちろん、彼らも人間だから、みんなそれぞれに弱点がある。でも、彼らは懸命に頑張ってそれらが表に出ないようにしている」
「だけど、それが常によい結果を生み、ミスを犯さないようにするための秘訣(ひけつ)でもあるんだ」
「これ以上の分析はやめておくよ。一番強い者が勝つと思う」と、シューマッハは微笑ながら付け加えた。