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「準備OK」とアピールするリカルド

2013年07月22日(月)9:53 am

17日(水)からシルバーストンで若手ドライバーF1テストが実施されたが、その2日目に、このテストが来シーズンのレッドブル昇格に向けたオーディションであると言われているダニエル・リカルド(トロロッソ)が登場した。リカルドはこの日のトップタイムを刻んでみせた。

だが、リカルドがベストタイムを刻んだのは、普段慣れ親しんでいるトロロッソのクルマであり、現在タイトル争いをリードしているレッドブルの今季型車RB9で走ったときには、それよりもやや遅いタイムとなっている。

今シーズンいっぱいでレッドブルを去るマーク・ウェバーのシートをめぐって、キミ・ライコネン(ロータス)との争いを繰り広げているリカルドだが、レッドブルのクルマでのテスト中にコースオフし、グラベルに突っ込んでしまうという失態もしでかしてしまった。

リカルドはセッション後、次のように語った。

「コースオフしたのは僕のミスだ。多分ちょっとばかり攻めすぎたんだ」

このテストがレッドブルのシート獲得を左右するのではないかとの見方があることでプレッシャーを感じているか、と問われたリカルドは次のように答えた。

「いや、楽しいし、ワクワクしているよ。僕は今日がキミとの争いだなんて考えなかった。でも楽しめたよ」

リカルドはさらに次のように続けた。

「レッドブルとしてはこのテストに注目していると思うけど、でもまだトロロッソで今シーズンの残りを戦わなくてはならない。だから、僕はまたそれに集中するようにするし、いろんなうわさに惑わされることはないよ」

「なるようになるさ。もし、このチャンスをものにできなかったとしても、少なくとも今回のテストはちょっとしたボーナスだったよ」

リカルドはさらに、イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』に次のように語った。

「もし、その決定が僕次第だってことであれば、僕は準備OKだよ」

もしリカルドがウェバーの後任としてレッドブルに昇格することになれば、トロロッソでは21歳のポルトガル人ドライバー、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタをその後任ドライバーに据えるだろうと考えられている。

そのダ・コスタも17日からレッドブルでのテストを担当したが、18日午前の走行を終えたあとで、次のように語った。

「クルマから降りて、言ったんだ。準備OKだ、(F1を)やりたい、ってね」

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