17日(水)から3日間の予定で行われた若手ドライバーF1テスト。通常であれば、過去のF1参戦経験が2戦以下のドライバーのみ参加可能な若手テストだが、今年はトラブル多発で急きょ変更されたタイヤをテストする場合に限り、レースドライバーの参加も認められた。最終日の19日(金)は、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がトップタイムを記録した。
【結果】F1若手テスト3日目の結果、各ドライバーのタイム、タイム差など
2位もレースドライバーであるエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)が入った。スーティルはこの日の最多99周を走行、午前中はトップタイムだった。
3位にロータスのテストドライバー、ニコラ・プロストが入り、新しいエキゾーストや空力パーツの評価やマシンセットアップなどを行った。
18日(木)はトロロッソを走らせたカルロス・サインツJr.だったが、19日(金)はレッドブルのステアリングを握り4位につけた。大きな問題も発生せず、18歳のサインツJr.は、楽しくテストできたようだ。
5位にダビデ・リゴン、6位にフェリペ・マッサとなり、フェラーリが5、6位に入った。7位はジャン-エリック・ベルニュ(トロロッソ)、8位にマクラーレンからテストに臨むもメカニカルトラブルに見舞われたゲイリー・パフェットだった。
9位は、ウィリアムズでテストドライバーを務めるスージー・ヴォルフ。空力パーツの評価やピットストップの練習などを行い、89周を周回した。
10位には、レースシート喪失のうわさがささやかれているギド・ヴァン・デル・ガルデ(ケータハム)、チームメートのシャルル・ピック(ケータハム)は12位だった。
ロシア人ドライバーのニール・クビアトがトロロッソのSTR8を走らせて11位。オーバーステアでリアタイヤのグリップを失ってグラベルに突っ込み時間を失ったが、初めてのF1カーを存分に感じたようだ。
ザウバーからテストに参加した佐藤公哉が13位に入り、67周を走行した。14位は午前中のみマルシャのクルマを走らせたロドルフォ・ゴンザレス、15位にジェームス・カラド(フォース・インディア)、最下位はジュール・ビアンキ(マルシャ)だった。
若手テストはこの日で終了。来週末はいよいよ夏休み前最後のグランプリとなるハンガリーGPが開催される。ピレリが持ち込む予定の新タイヤに注目が集まりそうだ。