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注目の的となるウェバーの後任争い

2013年07月19日(金)10:08 am

今年のドライバー移籍市場で注目の的となっているのは、今季限りで引退するレッドブルのマーク・ウェバーの後任争いだ。

3年連続でチャンピオンを獲得しているレッドブルは、姉妹チームであるトロロッソのダニエル・リカルドを今週シルバーストンで行われている若手ドライバーテストで走らせる。

もうひとりの候補であるキミ・ライコネン(ロータス)は、金銭面の交渉は決め手にならないと語っている。

「大事な要素ではあるけれど、それがすべてじゃない」とライコネンはフランスの『Auto Hebdo(オート・エブド)』に話している。

「どういう決断をしても、どちらにしろ金銭面は今の状況と似たようなものだろう」

またライコネンは、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に対し、検討を要する重要な点は2014年のエンジンルール変更だと話している。来年から新たにV6ターボエンジンが導入されることで、チームの力関係が大きく変わる可能性もある。

「来年どこがいいかを予想するのは、普段の10倍難しい」とライコネンは語りこう続けた。

「ありがたいことに、僕の場合はどちらの選択肢でも同じエンジン(ルノー)だ」

レッドブルは、ライコネン以外にもF1の下位カテゴリーから育成してきたトロロッソのふたり、リカルドとジャン-エリック・ベルニュも候補としている。

「2人は分かっているよ」とレッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは語る。「一番いい自己アピールは、アクセルを踏むことだとね」

そもそもレッドブルがミナルディを買収してトロロッソと名前を変えたのは、チームのドライバーを養成するためだった。

しかし、今のところトロロッソの2人は先輩であるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)に匹敵する才能を見せているとは言えない。

だがマルコは否定し、「ベッテルがレッドブルに移籍してきた時も」とマルコは主張する。「誰もがまだ早すぎると言った。だが、彼は仕事に見合うだけの成長を果たしたと思うね」

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