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若手F1テスト参加禁止のメルセデスAMG、データは入手

2013年07月19日(金)10:34 am

今週、イギリスのシルバーストン・サーキットでは若手ドライバーF1テストを実施中だが、ピレリは、走行を禁じられたメルセデスAMGとも、この3日間で得られるタイヤのデータを共有する。

テストは17日(水)に始まったが、さっそくロータスは“#WhereIsRoscoe”(ルイス・ハミルトンの愛犬はどこだ?)と書かれたツイッターのハッシュタグをステッカーにしてマシンに貼り、笑いを誘っていた。

ロスコーはハミルトンがかわいがっているペットのブルドッグで、ヨーロッパで行われるレースやテストでは、常に連れ歩いている。

「タイヤゲート」事件の結果、テスト参加禁止をいい渡されたメルセデスAMGだが、ピレリは、F1第10戦ハンガリーGP(7月28日決勝)仕様のデータを同チームに手渡すことを明らかにしている。

「テストで得られたフィードバックを平等にすべてのチームと共有する。それが我々のポリシーだ」と、同社のモータースポーツ部門責任者、ポール・ヘンベリーはドイツ『T-Online』に語っている。

「誰もが同じ情報を手にするのだ」とヘンベリーは付け加えている。

また、FIA(国際自動車連盟)とピレリがレースドライバーのテストメニューを明確化、メルセデスAMGにとってはテストに参加できないデメリットが弱まった。

これを受けてレッドブルでは、テスト開始ギリギリになってマーク・ウェバーを参加ドライバーから外している。同様にロータスもキミ・ライコネンの不参加を決めた。

テストメニューが決められたことで、「レースドライバーはタイヤ以外、何もテストできない」ことが明らかになったためというのがロータス側の理由だ。

ヘンベリーは『Speedweek(スピードウィーク)』に次のように語っている。「我々には、明確なプログラムがある。チームは、ピレリの言った通りにテストを行なってもらう」

「メルセデスAMGはすでに、2012年型タイヤの形状について膨大なデータを持っている。そして、他チームと同様にメルセデスAMGもテストの分析結果を受け取ることになる。いつもと同じようにね」とヘンベリーは締めくくった。

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