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佐藤公哉本人が語る2014年F1デビューの可能性

2013年07月18日(木)12:46 pm

シルバーストンでのF1若手テストにザウバーから参加する佐藤公哉。F1テスト参加となれば、レギュラーシート獲得についても気になるが、佐藤本人がその可能性について語った。

現在、F1に参戦している日本人ドライバーはいない。しかし、2015年にはホンダがマクラーレンへエンジンなどのパワーユニットを供給する形でF1へ復帰することもあり、日本人ドライバーのF1参戦を待ち望む声は大きい。

だが、佐藤が今回テスト参加するザウバーは先日、ロシアのグループと提携を発表したばかり。この関係から、ロシア出身の若手ドライバー、セルゲイ・シロトキンが2014年のドライバーになる可能性が高く、実際にシロトキンを2014年にF1デビューさせるため育成していくともザウバーは発表した。

ザウバーでのレースシート獲得の可能性について佐藤は、『Autosport(オートスポーツ)』へこう話している。

「今回のテストが、ザウバーとの長期的な関係のきっかけになるのか話すには、まだ早すぎますし、いいタイミングではないかもしれません」

「もちろん、もっとF1でテストするチャンスをいただければ、とてもうれしいです。ただ、確かなことは何もありません」

現在、Auto GPでランキング首位タイにつける佐藤。まずはAuto GPで成績を残すことに集中すると加えた。

「今シーズン、Auto GPを最低でもランキング3位で終える必要があると思います」

「来シーズンに向けては、シングルシーターのレースを続けることが最優先です。さらに高いレベルにステップアップしたいと思っていますし、ヨーロッパに残ることが理想です」

若手テストが行われているシルバーストンで佐藤は先月、Auto GPのレースで優勝していた。しかし、F1マシンとAuto GPのマシンの性能差に驚いたという。

「F1はまったく違う世界でしょうね」

「Auto GPよりも10秒速いくらい、大きな差はないなと思っていたんです。でも、レースが行われた週末のタイムを見てみたら、16秒も速かったんですよ」

「スピードやクルマの感触を想像するのも難しいです。初めは大きなプレッシャーなしに走れると思うので、一歩ずつ進歩していきます」

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