F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、ドイツの検察当局から贈賄容疑で正式に起訴されたことが17日(水)、明らかとなった。
今年5月から、ミュンヘンの検察局は数年前にエクレストンがすでに収監されている元銀行家のゲルハルト・グリブコウスキーに対し巨額のわいろを贈ったとして起訴する方針を固めたことが知られていた。
『Bloomberg(ブルームバーグ)』は、すでに起訴は5月に行われていたものの、書類の英訳のために17日にようやく訴状が送達されたのだという裁判所の広報担当官のコメントを引用。その広報担当官は、詳細については法廷陳述によって明らかにされるだろうと付け加えている。
これまで一貫して不正行為については否定してきている82歳となるエクレストンだが、17日に『AP通信』の電話取材で次のように答えた。
「弁護団は起訴状を受理したよ」
「つまり、彼らは起訴状に対する回答を行わなくてはならないし、そのために一生懸命やっている」
この件に関し、エクレストンのドイツ人弁護士やF1のオーナーである投資会社CVCキャピタル・パートナーズはコメントを差し控えている。