ホンダは、広州汽車集団と中国でのアキュラ事業を共同で行うことに合意し、7月17日(水)に基本合意書を交わしたと発表した。
広州汽車集団とホンダは、中国におけるホンダブランドの生産・販売合弁会社である広汽本田を1998年に設立。以後、15年にわたって協力関係を続けてきていたが、成長の著しい中国の高級車市場での更なる発展を目指し、新たにアキュラブランドに関しても協力関係を築くことになった。今回の基本合意に基づき、今後、アキュラブランド車を2016年より「広汽本田」で生産開始することを目標として、具体的な検討を進めて行くとしている。
アキュラブランドは1986年にアメリカで販売を開始。その後、順次商品ラインアップを拡大し、現在では、MDX、RDX、ILX、RLXなど、セダンとSUVを合わせて6モデルが販売されている。中国においても2006年9月から同ブランドの販売が開始されており、2013年4月の上海モーターショーでは、中国市場をメインターゲットとして開発した小型SUVのコンセプトカー「アキュラ・コンセプトSUV-X」を発表。このモデルをベースとした量産車を3年以内をめどに中国で現地生産すると発表していた。