電気自動車(EV)による新たなレースカテゴリー「フォーミュラE」の主催者、アレハンドロ・アガグは、フェラーリやレッドブルといったF1のトップチームがゆくゆくはフォーミュラEのタイトルをかけて戦うことになるだろうと考えている。
また、オーストリアの『APA通信』は、アガグとマクラーレンのあいだで「すでに交渉が行われている」と伝えた。
アガグは、「いつかフェラーリやレッドブルがフォーミュラEに参戦すると確信している」とドイツ紙『Die Welt(ディー・ヴェルト)』に語っている。
ウィリアムズがフォーミュラEシリーズのリチウム電池を提供することや、マクラーレンが電動モーターとトランスミッションを開発していることはすでに知られている。また、タイヤサプライヤーにミシュラン、そしてシャシーをダラーラが担当することも決定済みだ。
「具体的な名前は挙げられない」としながらも、アガグは元F1ドライバーやGP2ドライバーが参戦することを明らかにした。
一方で、フォーミュラEがF1に取って代わる存在を目指しているわけではないと強調する。
「わたしは大のF1ファンだ。だから、F1にはずっと存続してほしい」
「いつかF1並みに大きなシリーズに発展させたいが、わたしたちが重視することは、F1とは異なる」とアガグは語った。