次戦F1ハンガリーGP(28日決勝)にハードとミディアムという最も硬いタイヤコンパウンドを持ち込む当初の決定を、ピレリが変更したようだ。
ロータスは、コーナーの多いハンガリーGPに、バーレーンやシルバーストンと同様のハードとミディアムを選択した「ピレリらしからぬ」決定に疑問を呈していた。
ロータスのトラックサイドオペレーションズディレクター、アラン・パーメインは、メルセデスAMGやレッドブルといったチームが望んでいたこととはいえ、ピレリのタイヤ選択があまりにも「保守的」だと述べていた。
しかし、この場に及んでピレリがハンガリーGPのタイヤコンパウンドの選択を変更したと『BBC』が伝えている。ハードを取りやめ、ミディアムとソフトの2種類になる見込みだ。
ピレリ側は今回の変更を、ハンガリーから2012年仕様の構造に2013年のコンパウンドを組み合わせたまったく新しいタイヤを持ち込むため、と説明。
「2012年仕様へ変更したことで、ハンガリーにハードのタイヤコンパウンドはもう必要なくなった」と広報担当者は発表している。