F1カレンダーからの消滅の危機にあったF1ブラジルGP開催地のインテルラゴスに、希望の光が見えてきた。
F1の最高権威バーニー・エクレストンが今シーズン初め、サンパウロ市内にあるインテルラゴス・サーキット改修の必要性を指摘して以来、ブラジルGPの将来が暗礁に乗り上げていた。
しかし、サンパウロ市長のフェルナンド・ハダッジが書面でエクレストンに「インテルラゴスの全施設の改修を保証した」ことをエクレストン本人が認めたため、今後も引き続き同サーキットでブラジルGPが開催されることになりそうだ。
条件面が合意されれば、新たに2020年まで契約を結ぶと言われている。
『O Estado de S.Paulo(オ・エスタード・ジ・サンパウロ)』紙は、サンパウロ市が2015年のグランプリに向けて、3階建てのピットとパドックの複合施設、およびレイアウトの変更を手がける建設会社の入札を実際に始めたと報じた。
『O Estado de S.Paulo(オ・エスタード・ジ・サンパウロ)』紙はこの報道の中で、サンパウロ市が観光省と合意した上でこの計画の支払いを行っているとした。広報担当者のヌンツィオ・ブリグリオによれば、その狙いは「F1をブラジル国内およびサンパウロ市内で継続すること」にあるという。