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求められるピットレーンの安全性

2013年07月09日(火)9:18 am

F1ドイツGP決勝のピットレーンで、マシンから脱輪したタイヤがカメラマンを直撃した事故を受け、F1はピットレーンにおける安全性の向上に着手するかもしれない。

レッドブルは、ドイツGPでタイヤの装着が不十分のままマーク・ウェバー(レッドブル)をピットストップから発進させた。ウェバーの右リアタイヤはその直後に脱輪。タイヤは猛スピードで、イギリス人のテレビカメラマン、ポール・アレンを直撃した。アレンはF1の最高権威バーニー・エクレストンが率いるF1運営会社FOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)のカメラマンで、事故発生当時はピットレーンを撮影中であった。この事故により、3万ユーロ(約390万円)の罰金がレッドブルに対して科せられた。

アレンは複数箇所を骨折しており、まだ入院中ではあるものの、FOMの広報担当者は『Bild(ビルト)』紙に対し、内蔵の損傷は無いようだと伝えた。

レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、「最も重要なことは、彼が基本的に無事だということ」と述べた。

「しかし、あの事故により、ピットレーンでの仕事が危険と隣り合わせのものだということを、われわれは再認識させられた。最悪の事態だって起こり得た」

「メカニックは、安全装備とヘルメットを身につけることになっている。ピットレーンにいるほかの人たちも、安全装具の着用がある程度求められるときなのかもしれない」とホーナーは付け加えた。

メルセデスAMGのチーム代表を務めるロス・ブラウンもこの意見に同意する。

「ここで目にしたことに基づき、ピットレーンにいるすべての人に適切な服装、装備、そしてヘルメットの着用を考えるべきかもしれない」と話した。

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