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F1第9戦ドイツGP予選、詳細レポート

2013年07月06日(土)22:36 pm

2013年F1第9戦ドイツGPが7月6日(土)、ニュルブルクリンク(1周/5.148km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間21時)から予選が行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が2戦連続でポールポジションを獲得した。

【結果】F1ドイツGP予選、Q1、Q2、Q3のタイム、周回数

セッション開始時の天候は晴れ。気温24℃。路面温度は42℃。予選Q1は20分間で戦われ、17番手から22番手のドライバーがここで予選を終える。セッション開始時点では気温、路面温度ともにこれまでのセッションよりもかなり高めとなっており、これがどういう影響を与えるか、注目されるところだ。

開始10分が経過しQ1セッションが後半を迎えた時点で、トップにはトロロッソのダニエル・リカルド、2番手にハミルトン、3番手にはロズベルグが並んでいる。リカルドはソフト(黄)、メルセデスAMG勢はミディアム(白)で出したタイムだ。ミディアムとソフトのタイム差はかなり大きく、上位勢としてもミディアムでQ1を抜け出すには少し不安を感じるかもしれない。

セッションも残り5分を切り、上位勢も続々とタイムアタックへと向かう。フェラーリやロータスも最初からソフトを装着し、まずはQ2進出に必要十分なタイムを刻んでゆく。結局、Q1では特段の波乱もなくセッションが終了。Q1で予選を終えた17番手から22番手は以下のとおり。

17番手バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、18番手パストール・マルドナード(ウィリアムズ)、19番手シャルル・ピック(ケータハム)、20番手ジュール・ビアンキ(マルシャ)、 21番手ギド・ヴァン・デル・ガルデ(ケータハム)、22番手マックス・チルトン(マルシャ)。

Q1のトップ5は、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、キミ・ライコネン(ロータス)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ダニエル・リカルド(トロロッソ)、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)だった。

予選Q2は15分間の戦いになり、11番手から16番手がここで脱落する。セッション開始とともに各ドライバーが続々とコースインしてゆく。当然ながら、ここではすべてのクルマがソフトを装着している。まずはライコネンが最初に30秒台に飛び込む1分30秒575をマーク。チームメートのロマン・グロージャン(ロータス)がそれに続く。だが、そのタイムをあっさりとハミルトンが更新。さらにロズベルグがそれに続く2番手に入ってきた。

Q2残り5分。ベッテルとウェバーがソフトタイヤでコースインしてきた。この段階で当落ラインの10番手近辺にはトロロッソ、ザウバー、フォース・インディア、マクラーレンといったところが顔をそろえている。

セッション終盤、各車が最後のタイムアタックに臨んでゆく。ここでロズベルグはその時点でのタイム1分30秒326でQ3に進出できると判断し、タイヤ温存のためにピットに戻る。ところが、その後ほかのドライバーたちのタイムアップが予想以上に著しく、なんと前戦イギリスGPの覇者であるロズベルグがQ2で敗退するという波乱が起こってしまった。一方で、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)が第2戦中国GPに続く、今季2度目のQ3進出を果たしている。Q2で予選を終えた11番手から16番手は以下のとおり。

11番手ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)、12番手ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)、13番手セルジオ・ペレス(マクラーレン)、14番手エステバン・グティエレス(ザウバー)、15番手エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、16番手ジャン-エリック・ベルニュ(トロロッソ)。

Q2のトップ5は、マッサ、ライコネン、アロンソ、ベッテル、グロージャンだった。

予選Q3は10分間の戦いになり、ここでポールポジションが決まる。まず第1ラウンドでは、ハミルトンが一発の速さを見せ、1分29秒540でトップに。ベッテルとライコネンがそれに続いている。Q3セッション終盤、最後の戦いが開始された。予選上位は狙えないと判断したか、フェラーリ勢とバトンはQ3のラストアタックにミディアムタイヤを装着している。

ベッテルがここでハミルトンのタイムを更新してトップに。すでにチェッカーが振られ、ハミルトンが最後にそのタイムにチャレンジしてゆく。ここでハミルトンは1分29秒398をたたき出し、再びベッテルを突き放してポールポジションを確定させた。トロロッソのリカルドが、ミディアムを使ったフェラーリ勢の上、6番手に食い込んでみせている。

Q3の結果は以下のとおり。
ポールポジションはルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、2番手セバスチャン・ベッテル(レッドブル)、3番手マーク・ウェバー(レッドブル)、4番手キミ・ライコネン(ロータス)、5番手ロマン・グロージャン(ロータス)、6番手ダニエル・リカルド(トロロッソ)、7番手フェリペ・マッサ(フェラーリ)、 8番手フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、9番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)、10番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)。

ハミルトンは2戦連続で今季3度目のポールポジション獲得となった。9番手のバトン、10番手のヒュルケンベルグは決勝でのタイヤ戦略を考慮し、Q3ではタイムを残さずに終えている。

2013年F1第9戦ドイツGP決勝は、明日7日(日)の日本時間21時にスタートする。

【写真】F1ドイツGP金曜日(全30枚)

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