ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)が、2014年にフェラーリへ加入するチャンスがあれば、それに「飛びつく」と語った。
ディ・レスタは、最近しばしば現在所属しているフォース・インディアに対する非難を行っているが、すでにマーク・ウェバーが今シーズン限りで去ることを決めたレッドブルへの興味を示していた。
ディ・レスタは、F1第8戦イギリスGP開催前には「来年どこにいるかは分からないよ」と語っていた。
だが、その後レッドブルは、ウェバーの後任候補として視野に入れているのは、トロロッソのドライバーかキミ・ライコネン(ロータス)だけだということを明らかにしている。
それを受け、「僕にはどうしようもないよ。それが現実だ」と語ったディ・レスタだが、今度は次の移籍候補先としてフェラーリに目を向けているようだ。
フェラーリのチーム代表であるステファノ・ドメニカリは、来年もフェリペ・マッサが、フェルナンド・アロンソのチームメートとしてシートを確保する可能性が高いことをほのめかしていた。
しかし、今年に入ってそのスピードを取り戻しつつあるマッサだったが、最近の数レースでは度重なるクラッシュを演じている。
もし、フェラーリにいくチャンスがあればどうするか、と尋ねられたディ・レスタは、『Scotsman(スコッツマン)』に対し、「間違いなくそれに飛びつくよ」と答えた。
アメリカのインディカーで活躍する従弟のダリオ・フランキッティ同様、もともとはイタリア系であるディ・レスタは次のように続けた。
「男の子なら誰でも、大きくなったらいつかはフェラーリに乗りたいという夢を持つものさ。イタリアの血が流れているし、イタリア人になるのもいいね」
ディ・レスタは、上位チームへ移籍するチャンスを得るためには、「高い評判」を続けることがカギになるとし、次のように締めくくった。
「勝てるチームに行きたい。でも、それはほかのチームの経営陣の判断次第だからね」