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ライコネン「ドイツではツキが回ってくることがなかった」/F1ドイツGPプレビュー

2013年07月04日(木)18:45 pm

ロータスのキミ・ライコネンが、ニュルブルクリンクで行われるF1第9戦ドイツGP(7月7日決勝)に向けて意気込みを語った。

Q:ドイツでは過去にあまりいい成績が残せていませんが、どうしてでしょう?

ライコネン:分からないよ。多分前世で何か悪いことをしていたんじゃないかな。ドイツではいつもレースを楽しんできたけれど、問題はこれまで決して僕にツキが回ってくることがなかったということだ。常に何かが起こって、僕を勝利から遠ざけてしまっていた。ドイツでは、これまで4回ポールポジションをとって自分の速さを示してきた。ところが、6回のリタイアという、望んでもいない結果に終わってしまっているんだ。

Q:F1においてドイツで16回レースをしながら、これまで一度も勝てていないということで、それに向けてさらに挑戦したいと思っていますか?

ライコネン:そうでもないよ。ひとつのレースに過ぎないし、いつだってベストを尽くしているからね。明らかに、これまでニュルブルクリンクとホッケンハイムリンクの両方であまりいい結果が残せていない。でも、どちらも好きだし、結果には結びつかなかったかもしれないが、速さに関しては、いつだってかなりの競争力があった。

ライコネン:これまで、ニュルブルクリンクではすごくいいレースができていたんだ。ただ、勝てていないだけさ。2度ほど、レースをリードしながらもリタイアせざるを得ないことがあったし、そういうときは嫌な気分で家に帰るしかなかった。今度はすべてがうまくゆくことを期待しているよ。昨年はホッケンハイムで表彰台に上ることができた。だから、このチームで初めて臨むことになるニュルブルクリンクではどういうことが起こるか、様子を見てみようよ。

Q:シルバーストン(前戦イギリスGP)では最初から最後までかなり有望な展開でした。あなたから見てどうでしたか?

ライコネン:あのような形で週末を終えることになったのは確かに残念だった。レースはかなりうまく運んでいたけれど、セーフティカーが入ったときに新しいタイヤに交換しなかったのは失敗だったよ。

ライコネン:順位を守ろうとしたけれど、タイヤはそのときすでにほかのドライバーたちより多分20周は多く走っていただろうし、結局彼らをブロックし続けることは不可能だった。いいペースで走ることができていたし、難なく2位にはなれそうだったから残念だ。でも、レースではこういうことも起こるものだ。

Q:プラス面としては、ついにミハエル・シューマッハが持っていた連続ポイント獲得記録を更新しましたね。

ライコネン:それでタイトル争いが有利になるわけでもないし、そのことには全然興味がないよ。

Q:ジャン-エリック・ベルニュ(トロロッソ)の後ろを走っていたときに(そのタイヤが破裂したことで)非常に緊張する瞬間を迎えました。そのことで不安になることはありませんでしたか?

ライコネン:確かに、タイヤの破片がヘルメットにぶつかってくるのは理想的なことじゃなかった。でも、こうしたゲームにはリスクがつきものだ。あれは、彼やタイヤのせいではないよ。先週末そうだったように、縁石のとがった角のところに乗ってしまえば、どういうタイヤを使っていたにしろ、あのようなことも起こり得るんだ。とにかく、あれで自分たちのレースが変わることはなかったよ。

Q:最近は簡単なレースにはなっていませんが、そのことはあなたの考え方に影響を及ぼしていますか?

ライコネン:それはない。ここ3レースで期待したような結果が得られていないけれど、少しだけ運に恵まれて、いくつかのミスを克服できれば、また上位に戻ってこられるよ。

Q:レースが行われるニュルブルクリンクはどんなところですか?

ライコネン:かなりいいところだ。でも以前のコースほど楽しくはないかな。僕たちには合っているはずだ。でも、あそこでは本当に競争力のあるクルマが必要になるのも事実だ。コーナーを立ち上がるときのいいトラクションと、ブレーキをかけたときに安定していることがすごく大切なんだ。ぼくたちはそのどちらの部分についてもけっこういいと思うよ。

ライコネン:僕たちのクルマは気温が低いときにはあまり良くないし、残念ながらニュルブルクリンクもそれほど暖かいところではない。でも、どんな状況になるか様子を見て、それに対応していくだけだね。

Q:今週末の目標を教えてください。

ライコネン:事前には何も約束はできないよ。表彰台に上れればいいだろうし、そうすれば正しい方向に向けて一歩前進できる。シルバーストンではそれをやり損ねたけれど、また上位に返り咲きたいね。シーズンはまだ長いし、タイトル争いで僕らよりも上にいるドライバーたちもいる。現実問題として、僕にできるのはすべてのレースで最善を尽くすことさ。

Q:あなたの髪に関する話を聞かせてもらえますか?

ライコネン:いやだね。でも、もし僕がドイツで表彰台にのぼることができれば、そのときに分かるよ。

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