ピレリは2日(火)に、今週末開催されるF1ドイツGP(7日決勝)に、これまでのスチール製ではなく、ケブラー製のベルトを使用した新しいリアタイヤを供給することを発表した。ピレリのモータースポーツ責任者であるポール・ヘンベリーがこれに関し、次のようにコメントしている。
「一部の人々によってつくられた印象とは逆に、チームやドライバー、FIA(国際自動車連盟)、そしてFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)からの協力と支援を受けていることを強調しておきたい」
「我々としては議論を引き起こしたり、誰かを攻撃したりするつもりはまったくない。プレスリリースに示したように、自らその責任をとるものだ」
「だが、タイヤの使用に影響を及ぼすすべての要素に対し完全な制御ができるわけではなく、これについては全員の貢献を必要とするものだ。これに関して、すべての関係者から大きな支援を受けており、感謝している」
なお、28日(日)に決勝が行われるF1ハンガリーGPからは、2012年の内部構造に2013年のコンパウンドを組み合わせた新タイヤを供給することもピレリは発表した。