F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)が、F1イギリスGPでバースト(破裂)を多発させたピレリを会議に緊急招集した。
各国のメディアが伝えるところによると、FIAは以前から3日(水)に予定されていたスポーティング・ワーキンググループ委員会の会議にピレリを招集。イギリスGPで多発したバーストへの対応が協議される。
イギリスGPでは、フリー走行中にセルジオ・ペレス(マクラーレン)の左リアタイヤが突然破裂するバーストが発生。決勝でも多くのクルマがバーストに見舞われた。母国レース優勝を目指してトップ走行中だったルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)が優勝を逃す結果になったほか、前を走るクルマのタイヤがバーストし、タイヤやパーツの破片が後ろを走るクルマに当たっている場面もあった。
また、ストレートを高速で走行中、突然バーストすることもあったため、関係者からは危険だという声も出ている。
レース後には、FIAのジャン・トッド会長と、F1競技委員長のチャーリー・ホワイティングが、ピレリのモータースポーツ責任者ポール・ヘンベリーと緊急会議を行ったことも伝えられている。