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ザウバー、F1撤退のうわさを否定

2013年07月01日(月)21:54 pm

ザウバーが経営難から今シーズン途中でF1を去るのではないかといううわさがあるが、チーム代表のモニシャ・カルテンボーンはこれを否定した。

1993年からF1に参戦してきたザウバーだが、2009年にBMWが撤退して以来、ほかのプライベーターと同様、苦戦が続いている。

今年は競争力不足に悩んでいるが、チームは開発を進めると約束していた。

しかし、ザウバーが本拠地を置くスイスの『Blick(ブリック)』紙の記者ロジャー・ブノワは、「経済的な理由でマシン開発がストップしている」と伝えている。

支払いが滞っているといううわさもあり、チーフデザイナーのマット・モリスが離脱し、マクラーレンに移ることも明らかになった。

シーズン中盤までにマシンが大幅に変わるだろうと2月に約束していたことをブノワ記者が指摘すると、カルテンボーンは開発が遅れている理由を次のように説明した。

「パートナーになる可能性のあるところと少し前から交渉しています」

「思っていた以上にすべてに時間がかかっていますが、順調に進んでいます」

うわさでは、交渉中のパートナーというのは、ロシアの天然ガス企業ガスプロムだという。

ガスプロムは、以前ミナルディのスポンサーを務めていたことがある。また最近、イギリスのサッカーチーム、チェルシーのスポンサーになったが、チェルシーはザウバーのパートナーでもある。

11月のシーズン最終戦でグリッドに並んでいることを保証できるかと聞かれると、カルテンボーンはこう答えた。「その質問は、2010年からずっと聞かれています」

「今は難しい時期ですが、私たちは2013年最後まで続けます」

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