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F1イギリスGPでタイヤトラブル多発

2013年07月01日(月)0:57 am

29日(土)F1イギリスGPフリー走行中で、タイヤに起因するアクシデントが発生したが、製造元のピレリでは、以前リアタイヤに起きたトラブルの再発を否定していた。

ピレリは今回のイギリスGPにケブラー製ベルトを用いた改良型タイヤを投入したがっていたが、数チームがこれを拒否し、改良版のタイヤ導入は見送りとなった。

そこでピレリは、妥協策として同じスペックながらゴムの接着剤を変更したスペックをシルバーストンに持ち込んだ。これで、たとえ鋼鉄製ベルトの過熱によりカーカスからトレッドがはがれる現象は防げると見られていた。

ところが29日(土)のフリー走行3回目でセルジオ・ペレス(マクラーレン)が走行中にリアタイヤがバースト(破裂)。ピレリのトラブル防止策は失敗に終わったとの見方が広がっている。

それでもピレリのモータースポーツ責任者ポール・ヘンベリーは、ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌にこう語っていた。「原因はあくまでタイヤ・ショルダーのサイド部分にできた切り傷だ」

しかし、大波乱だったのが30日(日)の決勝レース。ポールポジションから母国優勝を目指していたルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)がまず、バーストに見舞われた。

その後、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、ジャン-エリック・ベルニュ(トロロッソ)、セルジオ・ペレス(マクラーレン)にも走行中、左リアタイヤがバーストした。

また、タイヤ交換後、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がそれまで使用したタイヤに切り傷が発見されていたようだ。

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