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ロータス「キミは非売品だ」、ライコネン残留に自信

2013年07月01日(月)12:09 pm

ロータスは、キミ・ライコネンに対して来季の決断を早くするよう求めている。

レッドブルのマーク・ウェバーが今シーズン限りの引退を発表したあとで、ライコネンはレッドブルと「ちょっとした話し合い」をしたことを認めた。ライコネンもレッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーも、2014年について慌てて決めるつもりはないと話している。

しかし、ロータスは違うようだ。

「彼(ライコネン)は、われわれが2014年に向けて計画を立てる必要があることを分かっている」とチーム代表のエリック・ブーリエはドイツの『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』紙に語った。

「夏休み前には、残るかどうか決断してくれると考えている」

しかしチームは、“気に入らなければ出ていってくれて結構”といった態度を取っているわけではない。ロータスは最近、新たな共同オーナーが加わり、資金面の不安もなくなった。ブーリエは、F1のレース以外の行事に消極的なライコネンには、ロータスこそふさわしいと強調している。

「キミを残留させようと必死に戦っている」とブーリエは語った。「できることはすべてやるつもりだ。個人的には、来年彼は間違いなくわれわれのクルマに乗っていると確信している」

『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』の記者ニコラ・ポールとヘルムート・ウールは、レッドブルのほうがお金も良いマシンも提供できるだろう。しかし、表に出ることを嫌い、お金にも困っていないライコネンにとっては、金銭や良いマシンがすべてではないかもしれないと考えている。

「キミは非売品だよ」とブーリエは断言している。「これ以上お金は必要ない。だから、レッドブルも彼をお金で買うことはできない」

「彼の頭の中が私には分かる。一番大事なのはお金じゃない。われわれは、チームを彼中心に、彼の必要に合わせて作ってきた」

「彼はチームの人間が好きだ。エンジニアも、経営者もね。キミはほかの何よりも自由を愛している。ほかのどのチームとも違って、ここではそれが手に入る。いいクルマとセットで」

ブーリエは、レッドブルがライコネンにとって適当な場所なのか疑問を挙げた。

「まず、レッドブルは完全にセバスチャン・ベッテル中心だ。キミはその中に飛び込まなければならない。チームに3度ワールドチャンピオンをもたらした人間の後ろにね」

「もう1つ、宣伝活動に費やす日数はわれわれの方がはるかに少ない。少なくともレッドブルは20から30日だ。だから彼はこのチームで満足しているんだ」

「キミはベッテルを倒したいだろう。だが、いかなる犠牲を払ってもというわけじゃない」とブーリエは言う。「私にできることは、ロータスの有利な点を並べて提示することだけだ」

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