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フェラーリ「これ以上ポイントは失えない」/F1イギリスGPプレビューまとめ

2013年06月28日(金)16:15 pm

フェラーリのフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサが、シルバーストン・サーキットで行われるF1イギリスGP(30日決勝)に向けて意気込みを語った。

フェルナンド・アロンソ
「今僕たちが置かれている状況を考えれば、すべてのレースが重要になる。ランキングの首位から36ポイント離されているから、これ以上ポイントを失う余裕はない。でも、冷静さを失わず、勝利を目指さないといけない。もしくは、セバスチャン(ベッテル/レッドブル)の前でゴールしたり、なるべく失うポイントを少なくするようにね」

「去年のモンツァの時点で、僕はセバスチャンよりも42ポイント多く獲得していた(実際のポイント差は39ポイントだった)。だから、まだシーズンの早い段階である今36ポイント差なのは、理想的ではないけど、すべてが終わったというわけでもない」

「シルバーストンはこれまで、僕たちにとって相性の良いコースだったし、この3年か4年は競争力を発揮できていた。中国やバーレーンに次いで、僕たちと相性のよかったサーキットだから、週末への期待は高いよ。でも、ここでは2009年からレッドブルが圧倒的な強さを見せている。それに、今年はメルセデスAMGもかなり接近してくるだろうね」

「今年はタイヤが大きな要素になっている。あるコースではこのチームに合っていて、別のコースでは別のチームに合っていたりするんだ。タイヤをうまく機能させて、きちんと長持ちさせられれば、勝つチャンスは大きくなる。当然、これからの数レースでは、土曜と日曜に向けてうまくタイヤを準備できるようにしないとね」

1951年のF1イギリスGPでフェラーリにF1初勝利をもたらしたホセ・フロイラン・ゴンザレスが先日亡くなった。F1初優勝60周年となった2011年のF1イギリスGPでは、アロンソが優勝していた。

「フェラーリにとって、そしてモータースポーツ界にとって悲しい知らせだった。レースに勝って、表彰式の後に彼と電話で話したのを覚えているよ。あのときの勝利は彼にささげたから、今週末も彼のご家族にささげられたらいいね。彼や、フェラーリファンのために最高な働きをしたい」

フェリペ・マッサ
「バルセロナや中国で僕たちは競争力を発揮できた。高速コーナーが多くて、タイヤに厳しい路面によってタイヤ選択が決まるという点では、シルバーストンにも共通点がある。だから、僕たちのクルマに合っている可能性はあると思うけど、木曜の時点ではまだ分からないね。ポイントランキングを考えれば、ここでいいレースをする必要がある。これから最終戦までいいレースを続けないといけない。だから、最高な週末になることを願っているよ」

「4位に2回入ったことがあるだけなんだけど、レースしていて楽しいサーキットなんだ。スパ・フランコルシャンや鈴鹿も同じだけど、こういう昔ながらのコースが好きなんだよね」

「ランキング争いでは、まだ何が起こるか分からない。最終的には、予選よりもレースの方が影響してくるからね。でも、いいレースにするには予選がとても重要なんだ。前のグリッドからスタートすることがね。予選での競争力を上げるため、懸命に取り組んでいる。決勝での強みを失うことなくね。クルマを完ぺきなパッケージにするのは簡単じゃないよ」

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