フォース・インディアは26日(水)、来季の契約を盾にポール・ディ・レスタの移籍を拒んだりはしないことを明らかにした。
グリッド中団に甘んじている現状に、チームへの不満を抱えているディ・レスタ。レース戦略を批判したり、第6戦F1カナダGPではガレージ内でもめごとが起きるなど、何やら不穏な雰囲気だ。
チーム副代表のボブ・ファーンリーは26日、次のように語っている。「ポールとは来季も契約がある。問題は、そこに第三者が介入するかどうかだ。決めるのは、われわれではないよ」
「しかし、彼の進む道を邪魔はしない。それがわれわれのポリシーだ。他チームのほうがいいと思っているドライバーを引き止めて、何の意味があるんだい?」
ザウバーへの移籍でニコ・ヒュルケンベルグを失っても何とか収拾がついたのだから、ディ・レスタが出て行っても大丈夫だろうとファーンリーは考えている。
「その後(エイドリアン)スーティルを起用して事態を収めることができた。何もなかったかのようにやっているよ」