メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが、7月にシルバーストン・サーキットで行われる若手ドライバーF1テストに参加できないことは、メルセデスAMGにとって痛手となると25日(火)に語った。
今回の秘密テスト問題では、最終的にメルセデスAMGに対して軽い処分が下されるにとどまったが、これに不満なレッドブルは、若手ドライバーテストに参加しなくともメルセデスAMGにとっては痛くもかゆくもないだろうと語っていた。
「若手ドライバーテストでは、本当は何も試すことができないからね」
今週に入ってからそう語ったレッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコは次のように続けた。
「クルマに乗るドライバーはまだF1を学びつつある連中だ。ところが、メルセデスAMGは(バルセロナで)レギュラードライバーによって3日間も(テストを)やったんだ」
だが、ハミルトンは、自分自身は来月のテストへの参加資格はないものの、シルバーストンでのテストに参加できないことはメルセデスAMGにとって不利になると主張している。
『Reuters(ロイター通信)』によれば、2008年のF1チャンピオンであるハミルトンは、ブラックリーのメルセデスAMG本部において記者たちに「それは、ちょっとまずいよ」と語り、次のように続けたとしている。
「それは重要なものなんだ。僕たちは、改良パーツやその他のものをその3日間でたくさんテストする計画を立てていたんだからね」
「それによって間違いなく僕たちは少しばかり後退を余儀なくされるし、別の形でそれを補う手段を考えなくてはならないよ」