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不振の原因はロウではないとバトン

2013年06月25日(火)9:49 am

マクラーレンのジェンソン・バトンは、長年テクニカルディレクターだったパディ・ロウのチーム離脱が不振の原因ではないと語った。

ロウは、シーズン開幕前にマクラーレンを離れ、機密漏えい防止のための“ガーデニング休暇”を経て、6月からメルセデスAMGで仕事を始めている。

今年マクラーレンは不振が続いており、問題解決の糸口もまだつかめていないように見える。

これはロウの離脱が原因なのかと聞かれたバトンは、「そうは思わない」とホームグランプリとなるイギリスGPを前に記者らに語った。

「パディは素晴らしい人だ。でも、うまくいっていない原因が一個人にあるとは思わない。間違いは、昨年末にクルマの方向性を決めた時におかしていた」

「そこから戻る方法を探るのは、とてつもなく難しいことなんだ」

不振の原因となった人間を特定して責任を取らせるべきだという意見も多いが、バトンは違うと考えている。

「ドライバーであれ経営者であれ、突然出てきて“分かった、こいつのせいだ。クビにしよう”なんていう態度ではダメだ」

「人をおびえさせて、間違った方向へ進んでしまうかもしれない」

「ひとりの問題じゃないんだ」

マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュの責任を問う声もあるが、バトンはそれにも反対している。

「このチームにとってとても大きな存在だ」とバトンはウィットマーシュについて語っている。「今は彼にとって本当につらいと思う。本当にね」

「人を責めたりしないで、自分が責任を負うだろう。マーティンのそういうところを尊敬している。本当にいいリーダーだと思うよ」とバトンはウィットマーシュを擁護している。

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