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メルセデスAMG首脳、F1国際法廷阻止に動いていた

2013年06月20日(木)17:17 pm

F1界全体が、20日(木)にパリで行われるメルセデスAMGの秘密テストに関する聴聞会の成り行きを、かたずをのんで見守る中、予想されたように、さまざまなうわさが駆け巡っている。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、メルセデスAMGのチーム代表であるロス・ブラウンが、統括団体FIA(国際自動車連盟)のF1競技委員長であるチャーリー・ホワイティングからのEメールのみならず、FIAの法務部門がテストを許可したことを示す別の文書を用意し、武装を固めていると報じた。

だが、別のうわさでは、メルセデスAMG、そしておそらくはピレリについても違法行為をしていたことが明確になり、その場合には厳しい罰則が適用されるとともに、責任者の首がすげ替えられるだろうと言われている。

メルセデスAMGの首脳であるトト・ヴォルフはパリで行われるFIAの国際法廷へは出席しないこととなっているが、『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』に対し、「これに関して発言しているほとんどの人は真相を知らないんだ」と語った。

実際のところ、ヴォルフはここ数日にわたって非常に多忙を極めているようだ。ヴォルフ同様にメルセデスAMGの株主であるニキ・ラウダも『Blick(ブリック)』紙に対し、「モントリオール(カナダGP/第7戦)の週末は、この(裁判の)進展を防ぐためだけに過ごしていた」と認めている。

ヴォルフはここ数日の間に、ロンドンでF1最高権威のバーニー・エクレストンと、パリではFIA会長のジャン・トッドとそれぞれ面談を行った。だが、『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』は、そのいずれもがムダに終わったと報じている。

今回の国際法廷にはメルセデスAMGからはブラウンがチームの代表として臨むことになる。だが、ヴォルフはブラウン1人に責任をかぶせるつもりはない、と主張する。

「ロス・ブラウンをパリでいけにえにするつもりはない。それは私のやりかたではない」、とヴォルフは『Bild(ビルト)』に語り、次のように付け加えた。

「ロスには、私のような者がそばにいて手を握ってあげる必要なんてないよ」

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